今の若者に言いたいこと
私にはいまだに反省してることがあります。
それは中学時代の部活です。
うちの学校は「部活は全員参加」という決まりがありました。
いわゆる帰宅部は認められてなかったのです。
どうしても部活に参加したくなかった私は、しゃあなしに適当な文化部に形だけ入部し。
気が向いた時だけ顔を出し、特に何もしない、という行動を繰り返してました。
真面目にやってる人からしたら迷惑な話だったと思います。
なんで部活やらないんだよ、と思われるかもしれませんが。
当時の学校の部活の中に、私の興味のある部がなかったから、それだけです。
当時の私は、ゲーム(主にRPG、テーブルトーク含む)、ファンタジー小説、音楽(AORとかシティポップみたいな軽めのやつ)にしか興味がなく、文化系でも文芸部や軽音楽部の嗜好とは別。
文芸部は暗い私小説みたいなのばっか書いたり読んだりするイメージだったし、軽音楽部は古いジャズのイメージ。
そんなの気にしなくていいじゃん、と思われるかもしれませんが。
なんでか私は「自分の好きなものは、学校やまともな社会からしたらいかがわしく、不健全で、認めがたいものである」という思い込みに囚われてたんですね。
先生方による「まともな小説は純文学だ。音楽はクラシックとジャズだけだ。それ以外は認めん」みたいな抑圧を勝手に感じ取ってたわけです。
大人になってみてやっと「当時の大人は自分の好きなもんを主張してただけで、別に若者の趣味を認めてないわけじゃなかった」と気付くんですが。
若者は「俺の好きなもんは世間には認められない」という感情をこじらせがちです。
駅前でスケボーやってる少年は多いのに、学校にスケボー部ができないのもそういうことかも。
とりあえず好きなもんは一度吐露してから、それを認める大人についていくのが若者の処世術なのかもしれません。
頑固な人は何やっても変わらないから。