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コロナ禍に起業したご報告

このnoteの目的

2021年10月に会社を設立し、2022年は勤め先の退職、プロダクトの需要性検証、開発など水面下で準備を進めてきました。

その過程で出会い応援いただいている方々、そしてこれから出会う顧客・パートナー・投資家の方々に私がどんな人間なのか?どうしてこの領域で起業したのか?をまず知っていただくコンテンツを残しておこう!というのが1つ目の目的。
2つ目は、昔からの友人・知人に今の私のアップデートを知ってもらい(特にコロナ禍のこの3年は全く会えていない人も多かったので)、これをきっかけにまた新しいつながりができたらいいなという思いで書きました。

ごあいさつ

髙久 渚(たかく なぎさ)です。生年月日は平成最初のバレンタイン。聞かれることの多い性格診断だと、MBTIは「ENTP(討論者タイプ)」、動物占いは「足腰の強いチーター」です。猫大好きです。飼えないので代わりに猫グッズを一生懸命集めてます。
趣味と社交を兼ねてカラオケスナックによく行きます。銀座の奥の奥に住んでます。

2013年に慶應義塾大学(法学部政治学科)を卒業しました。起業前までのキャリアは2つに大別されます。

まず、コンサル時代。アクセンチュア⇒デロイト トーマツコンサルティングの2社で主に大手製造業・官公庁向けのプロジェクト&提案活動に従事していました。スキル・経験のキーワードとしては「BPR」「新規事業立案」「経営戦略・事業計画策定」「M&A支援」あたりに集約されます。

そして営業時代。2018年にSAPジャパンに転職し、大手製造業(ハイテク系中心)担当のアカウントセールスとして、リードジェン~ナーチャリング~クロージングまでの全工程で活動していました。キーワードは「エンタープライズセールス」「ERP(基幹業務システム)」「CRM(顧客管理システム)」「SaaS」といったところです。

なぜ起業したのか?

私の実家は横浜で貿易業を営む中小企業です。曾祖父が創業し、来年で90周年を迎えます。私は四代目世代の最年長の生まれですが、祖父や父には「家は家、渚は渚だから自分の決めた道を生きなさい」と自主性第一に育てられました。
留学したり就職を伸ばしてもらいバイトに明け暮れたりとたくさんの自由を享受し、縁あってコンサル業界に入り20代もあと2年切ったなという時期に、父が大きな病気をして入院しました(その後完治して今はピンピンのバリバリです)。今までどんな局面でも家庭に弱音を持ち込まなかった父でしたが、この時初めて仕事に対する負の感情を聞くことができました。

日本企業約400万社のうち、数にして99.7%を占める中小企業。
日本の中小企業は長らく大手取引先との依存関係が強かったことなど構造的な問題として発信力が弱く、負のスパイラルから脱することができない状況が続いています。
(負のスパイラル:ポジティブな発信力が弱い⇒良い人材を雇えない・育たない⇒生産性上がらない⇒売上伸びない⇒社内の士気が下がる...の無限ループ

大企業内で中小企業向けに事業を推進するとした場合、現実問題としてコスト構造上どうしても採算性の観点から予算が潤沢にある大手企業の優先順位を高くせざるを得ないケースが大半のため、この課題に切り込む手段として、自分で起業することを考えようとこの頃思うようになりました。

当時の私はデロイトで働いており、今の自分が起業を志す上で足りないのは実行力(何もないところから案件化し自分で売上をつくる力)だと思い、顧客の経営課題に中長期視点で寄り添うこと×クロージングにもっていく根性や胆力の両面が求められるSAPジャパンのセールスに転職、職種を大きく変えました。

SAPジャパンでは「コールドコール100本ノック」や「お手紙大作戦」。。などなど!コンサル時代とは全く異なる思考の順序・やり方を経験しながら試行錯誤を重ね、個人の売上目標を大きく超える数値を記録!というタイミングで企業の情報発信に欠かせない存在である"メディア"業界も苦境にあること、広告代理店の在り方が大きく変化している内情を知るきっかけがあり、着想を得た事業でビジコンに応募、最優秀賞を受賞したことを契機に株式会社En-Brokerを設立しました。
(長くなるのでこのあたりの経緯はまた別で書こうと思います)

なにをやるのか?

全国の中小企業とメディアをつなぐマッチングプラットフォーム、具体的には、登録ひとつでプロモーション課題の条件に合うメディアプランを収集・発注できるWebサービスの開発・運営を行います!

今の広告市場の構造は広告主とメディア、お互いに必要な情報が届かず最適なマッチングが成立しづらい、いわゆる「情報の非対称性」が大きい状態です。
弊社は広告流通のしくみを変えるプロダクトを提供することで、効率性を求めるあまり画一的になりつつある昨今の広告戦略に多様化をもたらすことを目指します。

メディアマッチングプラットフォーム「MediAge」図解


スマホの普及から10年。toC/toBどちらの世界もデジタル化の波が加速していく中でメディアの多様化もどんどん進み、大手代理店ですらそのアップデートに追い付けていない現状があります。
広告主にとっては伝えたい情報を伝えたいターゲット(消費者やクライアント)に届けることが複雑になっており、効果を出したくても最適なメディア選定に苦慮している状況です。それは購買側にとっても、自分の生活(事業)を豊かにするきっかけになり得る魅力的な情報との出会いが減ってしまうことを意味します。

こうした状況は中小企業や地方企業ほど顕著です。弊社では、プロダクトの提供を通じて「良いモノをつくっているけど魅力をうまく発信できていない」企業と「“良いコンテンツ“にこだわって企業の事業成長に貢献したい」メディアとの新しい出会いをたくさん創っていきます!

ちなみに、弊社のサービスのメインターゲットは一次メディア(コンテンツ制作機能を有するメディア)です。
昔からある新聞社や出版社がデジタルメディアの積極展開だけに留まらない新しい取り組みを進めていたり、豊富なユーザーデータを武器に新たなメディアが生まれたり。まだまだ世の中に知られていない良質なメディアの動きを、私自身ももっともっと知って発信していこうと思います!

ちなみに、最近のメディアのトレンドは。。ざっくり以下の2つ!

ソリューションビジネスへの広がり
「広告枠を売る」だけでなく、編集部が長年培ってきた企画・編集力をクライアントの課題解決に活かしていく支援メニューの拡充
②Webサービス・アプリのメディア化
特定の嗜好/特徴を持つユーザーの行動履歴や購買データに強みを持つWebサービスやアプリがメディア化すること
(最近のキーワードだと「リテールメディア」がアツいですが、今後小売に限らず他の業界でも同様のトレンドは加速すると考えてます)

2023年の目標

今年の抱負は!!と意気込んでいた新年早々、左目の網膜剥離が分かり。。手術からの入院中です!!涙

原因は強度近視(私は11歳からコンタクトをしていて、度数は−10.5です)。網膜に2箇所も穴が開いていたのですが、近視が強いと自覚症状がないケースも多いらしく、手遅れになる直前まで剥離が進んでしまっていました。。
近所のクリニックの先生が親身になってくれ、良い病院を最速で手配してくれたおかげで失明は免れましたが、左目がほとんど見えなくなってしまった数日間は本当に怖かったです。。

まずは眼をちゃんと治してから、日進月歩の精神でたくさん汗をかいてがんばります!

今年からはSNS上でもおしゃべりになります。
Twitterフォローしてください
🐈‍⬛❤️

https://twitter.com/nagisatkk
@nagisatkk

▼弊社ホームページはこちら!
※ベンチャー三田会のセンス抜群な先輩の会社でつくっていただきました!
https://en-broker.co.jp/

病院1Fにあるスタバを楽しみにリハビリ。
しばらくご不便おかけすることもあると思いますがよろしくお願いします!
1年後にはママチャリからロードバイクに!?


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