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老後設計の基本公式から使えるお金を考えてみよう

今日は、ほったらかし投資で有名な山崎元さんの著書「お金で損しないシンプルな真実」に基づき老後に使えるお金を試算する公式にもとづいて、月に使えるお金を計算してみましょう。

山崎さんの本にご興味がある方は、こちらから、ご購入できます。

公式:取り崩し可能額=(保有資産額-年金額×未年金受給年数+働く収入×働く年数-残したい資産)/想定余命年数
年間支出=年金額+取り崩し可能額
月間支出=年間支出/12
これが、公式となります。

出典:上記本の84ページです。
例題を考えてみます

  • 想定余命:35年(60歳→95歳、平均寿命より長生き)

  • 残したい資産(遺産と介護施設費):2000万円

  • 保有資産:5000万円(設定が出典では、相当高い、調整が必要です)

  • 働く年収と年数:3年間、年収180万円

  • 年間の年金:240万円(夫婦合計での、手取りベース)

試算結果

  • 年間の取り崩し額:66万8千円

  • 年金額を合わせた月間支出:25万5千円

実際に計算すると意外な数値がでてきたと思わないでしょうか?

つまり、5000万円もって引退して、老後の年金はそこそこ平均より高い額をもらって、介護施設と遺産を残そうと思うと、存外に、引退時の資産5000万円では、心もとないです。

理由は、明確で想定余命を35年と設定しているためです。実際には、定年時の資産は少なく、老後の生活費の節約、遺産は残さず、費用が掛からない葬儀、介護施設はできるだけ先送りし、健康で長生きが一番だと思います。

今後、掘り下げポイントは多いので、投資と老後資産の取り崩し、定年後の働き方、年金の手取りっていくらなど、少しずつ、記事にしたいと思います。


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