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起業したほんとの理由はね、

子どもが帰ってきたときに
「おかえり」が言える働き方がしたくて起業しました。


って、言っていてるけれど
ほんとは違うんだ。


その気持ちもウソじゃない。
私が幼いころ、母は仕事で帰りが遅くて
ちょっとだけ寂しかった経験があるから


来年小学生になる長男を
「おかえり」って迎えてあげられそうなのは
とっても嬉しい。


でも、起業したほんとの理由は
辛いことから逃げたかったから。


子育てしながら
派遣社員としてフルタイム勤務をしていたけれど
私にとってはとてもとても大変でした。


満員電車は
息をするのを忘れそうなくらい
苦しい場所でした。


会社は、たくさんの人の視線が落ち着かないし、
気を配りすぎてへとへとになりました。


世間話が苦手で、
会社の人と話すことは
仕事よりも重労働だったし


ひとり時間がないと自分のペースを保てない私は
会社にはひとりになれる場所がないことが苦しかった。


だから、自分ひとりの場所が欲しかった。
でも、仕事を辞めることも怖かった。


自宅で自分で仕事をすれば
辛いことぜんぶから逃げられるかな、
不安も少なくなるかな、って思って
起業する道を選んだ。


もう、あの苦しい場所には戻りたくないから
自分で頑張って軌道に乗せるんだ。
そうすれば、もうあんな辛い時間を
過ごさなくていいんだ。


そう思って、ただがむしゃらにやってきました。


こんな理由だから、
後ろめたさがあって言えなかった。


周りの起業家さんは
もっと大きなビジョンをもっていて
誰かのために、役にたてることをしたいって
大きな夢を掲げて起業しているのに


私は、ただ
自分のために、逃げるために
その道を選んだみたいで
カッコ悪くて。


だから、「子どものために」って
後付けの理由を掲げていたんです。


でも、逃げたっていいんだって
最近思えるようになりました。


逃げることも悪くない。
本気で逃げようする、
もう戻りたくない、って気持ちは
ある意味、原動力になるんです。


どんな理由だっていい。


今の状況から「変わりたい」
って思うなら
やればいいんです。


辛さを感じながら生きていた時、
世界はとても怖くて
大げさだけど、みんなが敵に見えたこともありました。


だけど今、
安心の中で仕事をするようになったら、
世界は優しくて、幸せに溢れる場所になった。


自分の心の状態で、
見える景色まで変わってしまうのだから
やっぱりあの時
がむしゃらに逃げてよかったって思う。


仕事のために生きているわけでもないし、
家族のために生きているわけでもない。
(家族は大切だけど、家族のための人生だけじゃない)


自分は、自分の人生を楽しむために
生きているんだから
自分の心地よさや幸せを大切にするために
何かから逃げたっていいんだと思う。


さ、イヤなことから
どんどん逃げて
もっともっと楽しく
幸せに生きていこう♪




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