なんかやれ(音楽編)

休むんならなんかやれって言われて、私が横たわったまま出来ることと言えば曲作りだけなので、またどこに出すでもない曲を作りました。

小学生のころ、家のゴミパソコンにあった無料作曲ソフトで安っぽいインスト曲を作ったのが作曲のはじまりです。今でもあの気味の悪いベースラインを思い出すことができます。中学に入ってからはピアノが弾ける友達とベイクドチーズケーキとかいう謎ユニットを組んで、なんの感情もない失恋曲みたいなものを作った記憶が、おぼろげにですがあります。これが(人に見せた)作詞のはじまりです。ちなみにその友達は数年後私の元彼と付き合いました。高校では、カノッサという前代未聞の仲の悪さで人生のトレンド入りを果たしたバンドにて『Ferris wheel』という弾き語りの曲を作りました。これが人前で披露したはじめての自作の曲です。観覧車、という意味です。スクールズアウトに出たよ、というインスタの投稿で、少しだけですが聴くことが出来ます。好きなフレーズは、「都会の海のグレーは 僕らみたいだ」です。あの頃の私は海が灰色に見えていたようです。

その後も誰に聴かせるでもない曲をちょくちょく作ってはいたのですが、今回は作ったぞ!という旨の投稿をすることで「なにかした」事実まで作り上げてしまおうという邪な気持ちを含んでいます。まだコードが見つかってない部分があるので先に歌詞を投稿して恥でもかこうかなと思います。あ、私は基本的に浮かんだメロディーに合わせて適当に口ずさんで録音して歌詞を直して、って感じで曲を作ります。なのですぐに作ることは出来るのですが、完成まで辿り着くことはなかなかないです。上手くコードが当てられたらTwitterにでもあげようと思います。おそらく途中で諦めてお蔵入りになると思います。縫目(ぬいめ)という曲です。

縫目

(サビ)
呼吸の仕組みさえ理解した夜は
あなたにそっと寄りかかれるわ
当然のように願い叶って
その場に呆れた欠伸ひとつ

(A)
任せてばかりのその秋に
朝焼けの苦しみ忘れた素振りで
偽物の言葉 食べて歩く
偽物の仕草 食べて眠る

(B)
よく出来た眼差しになって
廃れ育ったこの想いで

(サビ)
呼吸の仕組みさえ理解した夜は
あなたにそっと寄りかかれるわ
当然のように願い叶って
その場に噛み合った煙ひとつ

(A)
許しを乞うほど待ちくたびれ
あなたの間違い忘れた素振りで
偽物の言葉 吐いて歩く
偽物の仕草 吐いて眠る

(B)
また約束が出来合いになって
破って繋いだこの想いで

(間)

(C)
袖の丈に拘るわけも知らずに
ただ笑っていた

(サビ)
呼吸の仕組みさえ理解した夜は
あなたにそっと寄りかかれたわ
当然のように置いて行かれて
その場にこぼれた涙ひとつ
つぎはぎだらけの涙ひとつ


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