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【海の話】「人魚の涙」と言われるシーグラスの話
私の海での趣味の一つに、シーグラス探しがあります!
シーグラスとは、海に落ちたガラス瓶や漁具などのガラス製品が波に揺られて砕け、砂や石にぶつかって角が取れ、自然の力で削られて表面が曇りガラス(擦りガラス)状になったガラスの欠片です。
海に遊びに行くと、思わず探してしまうシーグラス。
探す場所によって、丸みがあるものから、まだまだ角が残っている物など、見た目はさまざま。
今回はシーグラスを探しに行った時の投稿です✍️
『シーグラス』
シーグラスの別名をご存知でしょうか?
別名「ビーチグラス(beach glass)」や「人魚の涙」「海の宝石」「浜辺の宝石」とも呼ばれます。
宝石を思わせる、キラキラ光るシーグラス。
自然の海によって作られるシーグラスは、同じ形が2つとない為、その時に出会ったシーグラスは、その時にしか存在しません。
そのまま、飾ってもよし、瓶に入れて観賞用にするのもよし、ハンドメイドなどではアクセサリーや家具などに使用される事もあります。
■ロマンチックでしかないシーグラス
もともとは人間が出したゴミの一部。
海に捨てられたガラス片が長い時間をかけて、波や砂に揉まれて形を変えた物なのです。
しかし、別名「人魚の涙」なんて素敵ですよね。
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私が海に行く時、目的を一つ作ってから向かいます。
今回の目的は、海辺を歩きながらシーグラスを見つける事でした。
ただ、浜辺を歩くだけではなく、海風と波音を感じながら、宝物探しのように歩く。
そして、見つけた時に、直感で手に取る。
それを打ち寄せる波で少し洗って、太陽に透かしたり、海水に浸けて眺めたり、見つけたシーグラスの楽しみ方はたくさんあります。
■シーグラスのある場所
シーグラスがある場所は、だいたい決まっていて、その浜辺にどんな形の砂や石があるか、そして、波や海流によって、どう流れてくるか、どう削られているかで、判断しています。
意外にシーグラスが多くても、波の強さによっては、まだ角が取れていない物が多かったり、全くない場所もあるので、一概には言えません。
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今回、シーグラスがあるのを知っている場所に向かったのですが、あえて、海沿いギリギリを攻めて探しました。
砂が波で濡れていて、細かい丸い石が多い場所。
角が取れたシーグラスが多くあるであろうと予測して、歩きました。
■レアカラーには歴史がある
透明や白、茶色は、よく見かけます。
青や水色を見つけるとテンションが上がり、緑を見つけると少しレア度を感じます。
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陶器やタイルなどもあり、色や柄によっては、歴史を感じる事もできます。
紫や黒は、レア度が高いとは聞いておりますが、今のところ出会った事はありません。
代表的なレアカラーには、黒色、赤色、黄色、灰色、ピンクなどがあり、コバルトブルーや乳白色系なども珍しい部類に入ります。
特にオレンジ色は最も稀で、10,000個に1個程度の割合です。
また、黒のシーグラスの多くは1860年代以前のガラス、正確には暗いオリーブグリーンのガラスに由来します。
オーストラリアの海岸で発見される黒のシーグラスは、1940年代のビール瓶のものと言われています。
■ビーチコーミングとは?
ここで、ビーチコーミングの話をさせてください。
ビーチコーミング(Beach combing)とは、海岸などに打ち上げられた漂着物を収集の対象にしたり観察したりする行為。
漂着物を加工したり標本にしたり装飾にしたりして楽しむ。
本来の意味は売り物になる漂着物を拾い集めることで、骨董の世界では「海揚がり」と呼ばれてきた。
浜辺などで、漂着物をよく見かけると思うのです。
海藻や人工のゴミ、貝殻や流木。
誰かが宝物と判断すれば、その漂着物に価値が生まれます。
ビーチコーミングも海を感じる事ができる一つの楽しみです。
※沖縄では持ち帰ってはいけない漂着物があります。
沖縄旅行の思い出に、サンゴのかけらを持ち帰りたい!と思う方もいるかもしれませんが、これは法律違反となることもあります。
海の中で生きているサンゴはもちろんのこと、砂浜に落ちている死骸のサンゴも、持ち帰ることはやめましょう。
また、沖縄では先の沖縄戦の際、大規模な地上戦があり、現在も地中に不発弾が埋まっている可能性があります。
不発弾は、何らかの衝撃で発火装置が起動すればいつでも爆発する可能性があり、大変危険です。
■最後に
海の環境問題が注目されている中、今回はシーグラスについて投稿させていただきました。
私の活動の一つに、放置艇対策活動があります。
聞き慣れない方も多いかと思われますが、私は海のゴミをゴミとして認識するというよりも、海のゴミを宝と思う所があります。
放置艇もその一つであり、シーグラスやビーチコーミングを通じて、もっと海について発信できればと考えております。
最後は硬い真面目な話になってしまいましたが、放置艇に関しては、また深く投稿する予定です。
さぁ、今回のシーグラスは何にしようか。
今から楽しみです!
Nagiko
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