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【私の話】我が家は定期的に家族会議をする

少しずつ登場している我が家の子供たち3人。

「どうやって、シングルマザーで3人育てているの?」
「どうやって、家計管理をしているの?」
「思春期や反抗期は大変じゃない?」

なんて、よく言われます(笑)

子供たちに関しては、のびのび成長して欲しい一心で、食いっぱぐれない程度に家計を回し、小さくぶつかる事はあっても、家庭崩壊までの出来事はありません。

唯一、キツイな…と、思うのが経済面と家庭のバランス。
これは、シングルマザー限らず、どこの家庭も抱えている問題だと思っております。

そして、上手くやっている理由の一つに、定期的に家族会議をする事があります。

小林サミットと題しまして、決意した事や生活環境が変わりそうな時など、リビングや私の部屋、夕飯時など、必ず4人揃って開催しています。

『小林サミット(家族会議)』

離婚をして、4人家族になってから、定期的に行っている小林サミット。

状況、経緯、今後など、家族で共有する事。
意見交換、質疑応答など、家族で認識する事。

「まだ子供なのに分かるの?」と、思われるかもしれないのですが、全てを理解しなくてもいいのです。

大事なのは、4人揃って話し合う事だと、思っております。


■私の学生時代は知らない事が多すぎた

時代と言ってしまえば、それまでかもしれません。

私は、世界が大きくて、いろいろな選択肢があって、どこにでも行けるという事を知りませんでした。
小さな世界で生きづらさを感じて、学生時代を過ごしていたのです。

両親が大変な想いをして、家計を回していた事も。
お給料がこれくらいで、固定費にいくらかかっていて、食費がいくらかかっていて、習い事にいくらかかっていて…など、お金の価値さえも分からず過ごしていました。

それは、苦労している姿を子供に見せたくなかった両親の優しさかもしれないのですが、私は大人になってから、知らな過ぎて、とても苦労したのです。

どうしたら、子供たちは子供のうちから、知る事ができるだろうと悩みました。


■隠すことをやめる事にした

私は、親がどれだけ苦労しているとか、そういう話ではなく、生活をする上で、どれだけのお金が動いて、我が家はどういう仕組みで生活できているのかを隠すのをやめる事にしました。

そして、子供たちには、私の給料や月の収入、働いている日数時間まで提示しています。

私は1馬力で、家計を回している。
強がっている余裕もないのに、子供の前で平気な顔ができる程、強くないのです。

親も子供も、同じ人間。
キツイ時はキツイ。辛い時は辛い。助けが欲しい時は声をあげてもいい。

親だからって、偉そうにする必要もない。
平等とは言えないかもしれないけれど、子供たちとは同じ目線でいたい。

現実を見せるのは厳しいかもしれないけれど、実際に子供たちは子供たちなりに考えて、協力をしてくれています。

いつの間にか、子供たちは家事も一通りできるようになり、自分自身の価値やお金の価値について考えるようになってきています。


■小林サミットの流れ

実は、先ほども小林サミットをしたばかり。
その時は、私の部屋に集合をして、1時間ほど話していました。

しっかりした意見や疑問などを投げかけてくるようになり、すっかり大きくなったな…と、実感する事も多くなってきております。

・集合と宣言
・議題の数
・趣旨
・今後
・質疑応答
・可決

難しい言葉ばかり並べると、それっぽいのですが、話の中には笑い話になったりと、家族の会話とあまり変わりはありません。

以前の投稿で、車の中で開催されたサミットもありました。

私が子供たちに厳しい分、子供たちも私には厳しいのです。
以前、長女が言った言葉が、今も私のお守りにもなっていたりします。


■我が家のやり方で

我が家のモットーは「ワクワクする事をトコトン追求しよう」が一番しっくりくると思うのです。

長女は、本好きであり、5年目の図書委員、ドローンを見て可愛いと言う。
推しキャラに対しての愛は偉大で、イラストがどんどん上手くなっていく。

次女は、長女の後を追いつつも、少し派生して、絵に関しての情熱はとんでもなく、賞を受賞したりしてしまうほど。最近はテニスにハマっている。

末っ子は、大の生き物好き。頭に図鑑があるのではないかと思うぐらい情報量が多い。夢中な事にはいつも全力。しっかり1日分の体力を使ってしまう。

私はというと、noteでも執筆していますが、趣味は広く浅い。
しかし、海に関しては病気ではないかと思うぐらい、海が好き過ぎる。

子供たちと私は、時には刺激し合い、フォローやアドバイス、お互いを気にしながら生活しております。


■最後に

ちょうど、私自身も余裕がなく、今後の生活や経済面に不安を感じている最中の小林サミットだったのですが、すっかり覆った内容になりました。

私のこれからの話や挑戦したい事、子供たちの進路希望や将来の話など。

家族の在り方は家庭ごとに違うけれど、ワクワクする気持ちや挑戦する気持ちを存分に話し合える我が家に感謝しかありません。

子供たちと過ごす時間も少しずつ減ってきている中で、寂しい部分がないとは言えませんが、この今の時間を大切に、今後も定期的に開催していきます。

Nagiko

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