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【私の話】海にはいろいろな呼び方がある。私の名前と「凪」の話。

『名前と凪』

Nagiko という名前で投稿させていただいておりますが、この Nagiko という名前には由来があります。

私にとって、” なぎ ”という言葉は特別であり、学生時代の友人からも本名よりも呼ばれる事が多く、今も本名より認識されているのです。

ちょうど、素敵な海の風景を見た後だったので、「名前と凪」についての投稿です✍️

■旧姓からのあだ名

「なぎ」と呼ばれ始めたのは、高校時代の頃。

旧姓に”なぎ”が入っていた事から、呼ばれる事が多くなりました。
今も私の高校時代の友人は、私を「なぎ」と呼び、本名よりも呼ばれる事が多いのです。

「なぎ」から「なぎこ」「なぎっこ」「なぎなぎ」「なぎ姉」など、いろいろな呼び方が広まり、高校時代を境に、私は自分自身を「なぎ」と認識するようになっていきました。

面白いのが、FacebookやLINEなどで、本名で登録しておくと、気付かない人の方が多いのです。

現在、本名で活動をしており、SNSでも Masami.K になっているので、「まさみさん」と呼ばれる事も増えてきたように感じていますが、「なぎさん」と呼ばれると、やはりしっくりきます。


■呼ばれる言葉が愛おしくなってくる

呼ばれるあだ名を気に入っていると、呼ばれる度に愛おしくなってくる経験はないでしょうか。

私は「なぎ」という言葉が大好きになり、漢字や意味を調べた事をキッカケに、ある一つの言葉を知ることになります。

『 凪 』

この言葉、ご存知の方もいると思うのですが、意味と描写はご存知でしょうか。

凪とは、それまで吹いていた風がしばらくの間なくなった状態をいう。
波がなくなり海面が静まった状態も含めて指すことがある。

Wikipediaより

この言葉を知った時、なんて素敵な言葉なのだろうと思ったのを、今でも覚えております。

「朝凪」「夕凪」「夜凪」など、場面やその時によって、素敵な呼び方があり、私はどんどん好きになっていったのです。


■海の仕事をするまで、遭遇する事はなかった

海の仕事をするまで、という状態を意識して見た事がなかったのです。

船の仕事をするようになり、東京湾や相模湾で仕事する事も増え、海の表情はいつも違う事を体感する日々が続きました。

一番印象的だった凪は、出張の時。
東京湾から相模湾を南下し、そして伊豆諸島沖の時の凪は、今でも忘れられません。

野生のイルカと伴走をし、それだけでも興奮できるのに、目の前に伊豆大島が見えてきた際に、伊豆大島が風除けになり、ピタッと風と波が止まったのです。

波がないツルツルの凪。
さっきまで、海を走っていたはずなのに、なんの上を走っているのだろうと思うぐらいの海。

そして、向かう先を見ると、少しずつ途中から波ができている場所が見えている。
風が吹いている場所が見えるのです。

長い時間、船に乗りながら、広い凪を体感する事ができた事は、貴重な体験だと思っております。

しかし、船乗りにとっては、凪は困る状態。
暗礁や距離感が鈍るとの事で、納得せざる終えなかったのですが、どんどん「凪」に夢中になっていきました。


■「凪」は私の一部になった

「なんて呼べばいいですか?」と聞かれる事も増えてきて、気付けば本名と「なぎ」が選択肢にあるのです。

メールアドレスも、SNSの名前も、本名よりも使っている。
そして、現在呼ばれる割合は、6割が「なぎ」なのです。

そして、屋号を考える時も「なぎ」を入れたい!と、Nagi's Blue Craft という屋号になり、相談した友人は納得しておりました。

ロゴ

私であり、凪であり、私の大好きな海を感じさせる私の名前。

この先もずっと、この名前で呼ばれていくのだろうと思っております。


■最後に

名前の由来の記事を書く予定はなかったのですが、ちょうど今日見に行った海がベタ凪で、遠くでぼやける富士山をバックに、とても神秘的な風景だったのです。

大体、写真を撮って、「凪ってる」と口に出してしまう(笑)

海には、たくさんの言葉がある中、「凪」という言葉に出会えた事、私のあだ名が大切な呼び方になった事、とてもうれしく幸せな事だなと思っております。

Nagiko

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