SIGMA fpと過ごした1ヶ月をふりかえる
前回はSIGMA fpと一緒に、昨年末出かけた栃木・那須塩原と奥会津・大内宿の旅行記を書いたのですが、
今回はSIGMA fp、カメラ自体のインプレッションを約1ヶ月で撮りためた写真とともに書き記してみたいと思います。
先日雑誌Hanakoの取材で今年自分へのギフトにしたいものに推薦させていただいたご縁で、なんとSIGMAさんからfpをお貸出し頂いてしまったー！🙏
— Nagisa Ichikawa / THE GUILD (@nagiko726) December 10, 2019
ストラップで肩から掛けるとまるでコンデジかのように軽やか。そして実物もやはりイケメン…📷✨ pic.twitter.com/FPSjKVMDwE
という経緯でSIGMAさんから約1ヶ月間お貸し出しいただいた製品です。
本体：まるでコンデジのようなコンパクトさ
ファインダーの出っ張りがない四角い佇まいとコンパクトさはまるでコンデジのよう。同梱されていたストラップを付けて首からぶら下げて持ち歩いていましたが、ぶら下げているフィーリングもコンデジに近く、長時間首にぶら下げていても苦になりません。
一方小さいとはいえ、メタルのボディは非常に質感が高く、惚れ惚れする美しさ。やたらと寄ってしまう。
ストラップはスクリューネジの専用金具を付けて使います。ネジをしっかり締めておかないと外れるので注意。これで一度落としそうになりました……
男性だと確実に右手のグリップが恋しくなると思うので、別売りのハンドグリップをつけるのがおすすめです（不思議な見た目になっちゃうのが嫌で、私はつけなかったけれど）。
45mm F2.8 DG DN | Contemporary & 14-24mm F2.8 DG DN | Art
レンズはこちらの2本をお借りしていました。
14-24mm F2.8 DG DN ArtとLCDビューファインダーも一緒にお借りしたので、冬の星空撮影にも出かけたいし、ムービーもがしがし撮りたい所存です📽冬のお出かけが捗る…！ #SIGMAfp pic.twitter.com/GlvG6J3D54
— Nagisa Ichikawa / THE GUILD (@nagiko726) December 10, 2019
写りに関しては、後半の写真を見ていただくとして、14-24mm F2.8 DG DN | Artをつけるとこんな感じ。重量バランスが悪そうだなと思ったのですが、もはやカメラというよりもレンズを構えている感覚なのでおかしな感じはしなかったです。ストラップで下げて持っても、完全にレンズが下をむいた形でぶら下がってくれるので、思っていたより快適でした。
別売りアクセサリーのLCDビューファインダー
ムービー撮るときに使ってみようかなと思っていたビューファインダーは結局試しに付けてみただけで、実戦投入はされず……つけるとこんな感じ。
ポケッタブルなサイズにするために潔く機能を取捨選択しているのもSIGMA fpの特徴だと思いますが、ビューファインダーをはじめとするさまざまなアクセサリーが用意されているので、各自のニーズに合わせて思い思いに機能拡張していけるのは本当に面白いですねえ。
LCDビューファインダはベースプレートをつけた上で装着することになるので、本体の高さが若干上がります。取り付けには付属の六角レンチが必要。
1ヶ月で約500回ほど撮ってみて
多いのか少ないのかよくわからないですが、約1ヶ月で500回ほどシャッターを切っていたようです。
基本的に撮影はRAW + JPG。カラーモードをTeal & Orangeに設定していたので、撮って出しJPGは全てTeal & Orangeが適用されてます。
珍しく撮って出しで #SIGMAfp 噂のTeal & Orange。
— Nagisa Ichikawa / THE GUILD (@nagiko726) December 10, 2019
これはたしかにもう撮って出しでええやん……となる理由がわかる…… pic.twitter.com/IxPoAoWGfH
わたしのいつもの感じでRAWから現像するとこうなる。写真って面白いなあ……
— Nagisa Ichikawa / THE GUILD (@nagiko726) December 10, 2019
#SIGMAfp pic.twitter.com/Fw5XZzFyz9
45mm F2.8 DG DN | Contemporaryはクラシックで端正な見た目に反して（？）、開放からピントピークがキリッとしていて、シャッターを押すたび「わあ、SIGMAだ……」声が漏れてしまうようなアイコニックなレンズ。私が普段SONY使いだからかもしれませんが……。
少し絞ると更にキリッ！パキッ！とするので、風景写真なんか撮る度にほぉぉぉぉおおお……とおかしな声を出してしまうくらい。無料の個人的にはシャドウからハイライトのグラデーションのこっくりとした力強い描写がお気に入り。
ここまでがJPG撮って出し。いやあ、もう撮って出しで十分でしょという感じもしてしまいつつ、ここからは私のいつものプリセットでRAW現像したもの。現像はiPad ProのLIghtroom CC。
色の出し方は本当に好みでしかないと思うのですが、
αで撮った写真よりシャドウやブラックを強めにしたくなる。
ここ最近はお留守番が多かったαちゃん。
この一連のHHKBツイートの写真もすべてfpで撮ったものです。
わーい！KBDFansで見つけたオールホワイトのキートップが届いたのでグレーのキーを換装したぞ。
— Nagisa Ichikawa / THE GUILD (@nagiko726) December 28, 2019
純白 #HHKB 爆誕🤍https://t.co/NhQrOyYLoh pic.twitter.com/hhVsZVAXwH
14-24mm F2.8 DG DN | Art は落とすんじゃないかと怖くてあまり実戦投入できなかったのですが、隅々まで解像する感じ、そしてこの歪みのなさは驚異的……。星空撮影をもう少しちゃんとやってみればよかったなと少し後悔。
動画は私のPCが非力なこともあり、fpの目玉の一つでもあるcDNGを試す気にならなかったので、movでほぼ撮って出し。
この動画はFHD 120fps（120fpsの場合はFHDが最高）movで撮って4倍のスローモーションにしたもので、「だいぶ圧縮掛かってない？」とコメントを頂いたのですが、私の書き出しのせいかもしれない。このあたりは私自身もう少し動画のお勉強が必要そうです。cDNG、改めて試してみたい。
fpに触れる＆借りれるイベント多数
SIGMAさんではカメラ本体を貸し出してくださる（！）イベントやフォトウォークなども頻繁に開催されているよう。気になった方はぜひチェックを。
家電量販店やカメラやさんで触っただけじゃ分からないことって多いもんなあ……。ちなみに2/8（土）にはfpファンのためのイベント「SIGMA fpフェス」が開催されるみたい。我らが安藤さん（@goando）がなんとSIGMAの社長さんと一緒に登壇されるそうですよ。
はあああ……かわいい。
お貸し出ししていただいた期間中「ああ、私のものにしてしまいたい……！」と何度思ったことか。
ほしい、ほしい……ほしいのですが……！
この先、現状、即購入に至らなかった理由などを書いてみました🙇🏻♀️
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