廃道を見つつ積丹半島一周のミニ旅
GWは他の人が楽しむのを横目で見て、GWの前後に思いっきりどこかに行って楽しむのがkinaのパターン。
今年は「積丹半島を、廃道を意識しつつ一周する」というミニ旅を決行することに。
廃道を「意識」するだけで、「そこまで行く」ではありません…行って何かあったら救助の人と、何よりたぬきねこに申し訳ないし。
他の車の通行の妨げにならないようにしたのと、雨が降ってたので撮れない廃道やトンネルが多数あります。
まずは余市から古平へ。
セタカムイ防災広場で、豊浜トンネル崩落事故の犠牲者に慰霊をしまして。
慰霊碑の文字を揮毫したのが当時の橋本龍太郎総理であることにびっくり。
当時のことを思うと今でも胸が痛みます。
積丹の、未開通部分は凄い圧迫感がありました。
長い間未開通だったのがよくわかるというか。
そして神恵内村へ。
撮れませんでしたがキナウシトンネル3世代の図はリアルで見ると圧巻です。
オスコイかもえないにて。
ここで車を停めて、旧大森トンネルと現大森トンネルをば。
元の国道229号線の上に立っているのは感慨深いです。
現道の大森トンネルは、途中でウエンチクナイトンネルを利用する形になってます。
うちの車のナビは古いタイプで、大森トンネルの積丹寄りは「ウエンチクナイトンネル」と表記していて、「ウエンチクナイ」という呼び名が残っているのは嬉しいのですが、「ウエンチクナイ」という名前はアイヌ語で「悪い崖の入り口」みたいな意味だそうで…それを知った時には思わず「大森トンネルでいいよ」と思ってしまったものです。
旧大森トンネルは大森大橋に続き、さらにとようみトンネルからウエンチクナイトンネル(現大森トンネルの積丹側入り口)につながっていたのですが、2004年9月の台風18号で落橋、一度復旧したものの、より安全なルートを求めて新しいトンネルを建設、ウエンチクナイトンネルの一部を利用して大森トンネルとなりました。
kinaも大森大橋を一度だけ通ったことがあります。
その時は「また通れる」と思ったのですが…。
今でも「もう一度通れたら」と思うことはあります。
思うだけ、で。
大森大橋の落橋については、検索で見つけたこちらが詳しいです。
落橋当時の写真もありました。
テトラポットを破壊する波って…ありえね〜。
https://thesis.ceri.go.jp/db/files/0005707020.pdf
さらに神恵内から泊村の境にある5連橋を通り、岩内町へ。
それから余市でお昼を食べて自宅へ。
たぬきねこが待っててくれました。
今度は「泊村の潮香荘(温泉)に行きつつ廃道と廃トンネルを意識する」という旅でもしようかと思ってます。