#8 恵まれたこと


私は、専門学校時代からの友人・Nと
その男の元に向かった。

時間は相変わらず20分以上の遅刻。
友達とはバラバラに会うこと。
人目の付かないところに行こうとしたこと。

私は色々な疑念と怒りを覚えながらその男の前に立った。
Nは向かいの建物の死角で私たちを見ていた。

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