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全12話アニメ脚本をエブリスタのコンテストに投稿する 資料編「簡易シナリオ」

※こちらは資料編となります。随時変更されますので、バージョン情報や更新ログを確認しつつ、参照して下さい。また大きな変更があった場合は製作日誌編にて告知いたします。
※全12話分の簡易シナリオになるのでかなり長いです。
※途中までの状態ですが、一度掲載しておきます。

Project ANIMA第三弾「キッズ・ゲームアニメ部門」 簡易シナリオ

作成者:凪司工房
作成日:2018/10/13
修正日:2018/10/18

## 基本データ

作品タイトル: セブンス・サピエンス
コピー: 自身をハックして、この薄汚れた世界をハックしろ
テーマ: 欠けていればいるほど、強くなれる(欠損は優劣の劣ではない)
ジャンル: ファンタジィ/SF/ロードムービー
ターゲット: 10代から20代の男女
サイズ: 1話10k程度+あらすじ

## 作品データ

期 間: 20??年9月4日〜10月4日(1ヶ月) ※近未来
テーマ: 人間(らしさ)とは何か?
障 害: 障害者であること/劣等感(過小評価)/完全監視社会=殺人ができない
モチーフ: 障害/欠損/AI/人工部品/ロボット

## シナリオ

### 1話「ヘスティアの畏怖」

・講義。セブンス。第七ラボ
・三人の姉。
・死についての疑問
・アリステア殺人

●第七ラボ・施術室
 アルタイルの視覚補助デバイス「モノアイ」の装着。
 アリステアとジョナサンが設置。彼らは頭部にそれぞれリボン型、ヘッドフォン型の接続デバイスをしている
 アルタイルの視界が明瞭になる。彼が見ている世界(ワイヤーフレームが徐々に高精度CGのように)が、実際の世界の画面に変化
 彼が目覚めて「うまくいっているようだ」等の声。

●同・通路
 外に出ると、心配そうに待っていたベガが声をかけて「見える?」と。ベガは下半身に蜘蛛の足のような歩行補助デバイス。ベガの足にのっかられて「重い重いって」となるアルタイル。
 講義が始まると呼びにきた星見。無表情。ただハイ・ネット経由で感情付言葉が入ってくる。
>講義、はじまる
 色はグレー。普通だった。

●同・講義室
 大月教授がホワイトボードを前にこの世界の簡単な歴史の講義をしている。
「ハイ・ネットに繋がったことにより、我々はどこにいても、誰とでも繋がっていられるようになった。かつては人は互いに言葉を介してしかコミュニケーションが取れなかった。遠隔地にいればもう相手が生きているか死んでいるかすら分からない」
「現在は死という概念はほぼ形骸化してしまった。それは全ての生命がマザーにより管理、監視されているからだ。寿命がくれば我々は自動的に処理される。かつては人が人を殺すという悲しい事案も起こったが、現在ではそれはごく一部のハイ・ネットやマザーの監視が行き届かない僻地に限られている。そこでは当然人間の監視による防衛対策が取られていて、この世界から殺人などというものはほぼ絶滅したといえる」
 つまらない授業で、いつもアルタイルや最年少のロイド、龍姫やアンジェラたちは半分眠っていたり、おしゃべりをしていたり。真面目なベガと何を考えているか分からない星見くらいだ。
「おい、アルタイル。君たちがなぜここに集められ共同生活をしているか。答えよ」
「えー、その、あれです。手とか足とか、目とか、色々不自由な障害者が」
「Dだよ」とベガが教える。
「そうそう。D持ちの子供たちに対して最新式のデバイスを取り付けた生活実験を行っているんです」
「君たちは選ばれた子供たちだ。それを常に自覚し、みんなで協力して様々な困難に当たってもらいたい」
 いつも教授は「協力して」と口にする。
 そこに助手アイカワが入ってきて、教授に耳打ち。
「じゃあ早いが、今日はここまで」
 出ていき、やっと解放される。
 アルタイルの前にベガがやってきて「駄目だよ、ちゃんと聞いてないと」と。
 そこにハセンがやってくる。彼は言葉が話せない。だがネットを通じて非情に饒舌だ。
>最近なんかアイカワとアリステアが二人きりでよく会ってる
 特にゴシップが大好きだった。
 グループ内の会話は外部の人間は入ってこられない。
 アリステアのことが気になっているアルタイルは、ハセンの話に乗って、二人のことを調べてみることにした。「もうそういうの、ほんと男子サイテー」とベガ。
 我関せずの龍姫と「なんか楽しそうだな。オレも混ぜろ」という大柄なアンジェラ。
 ロイドはいつもアルタイルについてくる。

●同・中庭
 中庭にアリステアはいた。
 なぜかアルタイル一人でインタビューすることになる。
「なになに? 宿題?」
「そ、そうなんだ」
 アルタイルはどうしていいか分からず、アリステアがどうしてここに来たのかとか、そんな質問。
「ほんとは内緒って言われてるんだけど、実は私たちも選ばれたのよ。だから理由は分からないの。でも今はこの仕事に関われてよかったって思ってる。何故なら、あなたたちみたいな素敵な子たちに出会えたからよ」
 アリステアは気持ち悪がらずにアルタイルたちを抱きしめてくれる。もうそれだけで大好きだった。

●同・地下制御室
「ああ、ここ入っちゃ駄目って言われてるでしょ? もう」
 そう怒るのは一番年上の姉ダイナだ。「今メンテ中。この施設だってあなたたちのデバイスと一緒で、ちゃんと点検して、悪い部分は変えないといけないのよ。ジョナサンから教わってるでしょ?」
 自分でデバイスをメンテし、必要なら部品交換することを学んでいたが、アルタイルはいつも忘れてしまう。それにデバイスがないと何も見えないから、どうしようもない。

●同・食堂
 真ん中の姉のイリスがベガと話している。男子たちの行動が気に入らないという。
 やや冷たい感じのする美人で、ハセンが実は思いを寄せている。
 アルタイルに何話しているか聞いてこいとハセンに言われて、ゆっくり近づくも、気づかれる
「なんでわかんだよ」「なんとなく」
「気配、というのよ」とイリスが教えてくれる。彼女は体の使い方のエキスパートだった。

●同・道場
 道着姿のイリスと対峙することになるハセン。すぐに押さえ込みされて、でも嬉しそう。
「ありゃ駄目だ」と苦笑するアルタイルたち。

●同・配管室
 ジョナサンが交換しているところに、アンジェラが顔を出す。右腕だけデバイス。色々と教わるのが好きで、人懐こい笑顔に、まるで父娘のよう。

●同・個室(夜)
 眠ろうとするアルタイル。そこにベガからトークのお誘い。
>何だよ
>昼間の話。ほんとかな?
>何が?
>アリステアとアイカワさん
 結局そういう話が好きなベガ。
 少し付き合って、でも自分が気になっているアリステアがどう思っているかは気になった。

●同・メインルーム(翌日)
 全員が集まれる一階の中央室。そこで教授たちがアルタイルに出かけることを告げる。なんか改まって。残るのはアリステアとアイカワだけだった。

●同・通路
 昨日のことが気になり、アリステアに尋ねようと彼女を探すアルタイル。しかしどこにも見つからない。
 アイカワも見つからない。

●同・最上階通路
 方方探して、ベガと一緒に最上階。普段は入ってはいけない教授たちの研究室に入ろうとする。

●同・研究室前
 アルタイルたちは許可なく入れない。
 そこに、星見がやってくる。それはロイドによるハッキングで、研究室内を映す監視カメラによるもの。
 その映像には、倒れて血を流しているアリステアが映っていた。背中にナイフが突き刺さっている。
 それは教授の講義で聞いた「殺人」だった。

### 2話「ヘラの憤怒」

・殺人について。教授たちの不在
・捜査。ラボの不具合?
・アイカワが犯人?
・アイカワの死亡。教授メッセージ

●第七ラボ・研究室前
 アルタイルはハッキングで研究室内の映像を見ていた。そこには殺されたアリステアが映っている。部屋の中には他に誰もいない。血を流して倒れている彼女は動かない。生命反応も検知できない。
 ドアは開かない。まず残っている「大人」であるアイカワを探すことをハセンが提案する。

●同・各所
 アルタイルたちは手分けしてアイカワを探す。
 特にアルタイルはロイドに補助してもらい、監視カメラの映像を手当たりしだいにハックしていく。そして調べたが、全然見つからない。

●同・食堂
 ひとまず一階の食堂をみんなの集合場所に決め、そこで報告会を開く。
 アルタイルは監視カメラの映像に、不審なものは映っていなかったと。
 ベガは龍姫と一緒に回れるところを探した。食堂や台所、ダストルームまで。けど誰もいなかった
 アンジェラは配管室や地下の機械ルームの前までを調べた。機械室には入れない。
 ハセンはシステムに入って、それぞれの生命活動を追いかけたけれど、セブンスの7名以外を見つけられなかった。つまりアイカワもいない。
 ロイドと星見は研究室に入る方法を探したが、ドアは頑丈で、ドリルなどの工具でも入れないと言う。
 ベガは教授たちが帰ってくるまで待った方がいいんじゃない? と提案するも、ハセンはまずはいるはずのアイカワを探すべきだ、と結論づける。
「でも全ての場所を調べたけどいなかったわ」
「実際に見た訳じゃない。手で触れられないものを信用すべきじゃないと、イリスは言ってた」
 ハセンのイリス教ぶりが出る。
 アルタイルもその意見には賛成で、監視カメラでは見えない場所もあるからと。
「例えばその……トイレとか」
「見たの!?」
「だから見えないって話」
 女性陣からアルタイルは白い目で見られる。

●同・各自の部屋
 それぞれ入れる自分の部屋を見て、探す。
 アルタイルも自室に入って、ひととおり見たが誰もいない。
 と、そこにベガがやってくる
「そっちは?」
「いなかった。ねえ、これ、以前教授たちが話してたことと関係あるのかな?」
 それは楽園のこと。この場所を捨てて、いつか楽園に行かなければならない、という話を何度も聞かされている。
「だとしたら、教授たちの言ってたテストってこと?」

●同・アイカワの個室
 アイカワの個室を、アンジェラが工具でパネルを開いて、それをハセンがハッキングして解除し、ドアを取り除く。
 中に入り、探す。
 監視カメラの死角、それは個室の浴室だった。ユニットバスだが、そこに水が溜められて、アイカワが倒れている。目玉が飛び出していた。星見はそれは「電気ショックによるものだと考えられる」と教えた。

●同・食堂
 一旦食堂に戻ってくる。
 そこで今後どうすべきかを相談する。
 教授たちが戻ってくるまで待つという選択。しかし現在何らかの障害でネットでのメッセージ送信ができない。そもそも一部のドアが開かないのも、同じ原因によるものと考えられた。
 その時、ネット障害が回復する。
 アルタイルたちは研究室に向かった。

●同・研究室内
 ドアを開き、中に入る。
 そこにはアリステアの死体があった。彼女は冷たくなり、死んでいる。血を流していたが固まっている。
 画面にはメッセージが到着という通知。見れば教授からだった。内容を見ると
『セブンスたちよ、楽園に向かえ』
 とだけ。その「楽園」とはここに入所した時から何度となく聞かされた「空想上の場所」のことだった。
 その時、外で爆発音がする。
 警告アナウンスがあり、電源が非常電源に切り替えられた。

### 3話「ヘパイストスの驚愕」

・イリスの説明
・情報の漏洩。偽アイカワ。
・ラボの異常。コンピュータ異常
・ラボの外。初めての世界

●第七ラボ・研究室内
 非常電源に切り替わり、どうすればいいか分からないアルタイルたち。
 そこに通話が入る。イリスだった。画像は乱れている。言葉も聞き取りづらい。
「楽園に、向かうの。ラボはまもなく、破壊……すぐ、準備を……出るの……」
 なんとか意味を理解したが、返答するまでに画像は消えてしまい、再び断線する。
 誰も口を開かない。と、星見が淡々と告げる。「楽園に行く準備を。すぐにここを出ましょう」と

●同・各人の個室
 アルタイルたちはそれぞれ自室に入り、持っていくべき荷物を詰め込んでいる
 最中もピーカンと警報音が鳴り響いていて、集中できない
 なんとかリュックに詰め込んだところに、ハセンが慌てて入ってくる
>大変だ。何かが侵入した

●同・制御室
 監視カメラを使って、アルタイルが施設内の至るところを見る。
 すると、何か羽根をはやした図鑑で見たことしかない「虫」に似たものが侵入していた
 そして、ハセンが調査した範囲では、隔壁の一部にひびわれが出来ていて、そこからどんどん入ってきているという
 その時、音声で悲鳴が響き渡る

●同・食堂
 荷物を抱えてやってきたベガと龍姫を虫型が襲っている
 そこにアンジェラがやってきて、デバイスアームで蹴散らすが、数が多くてなんともできない
 と、そこにロイドとハセン、アルタイルがやってきて、龍姫に持っている楽器の音波を使うよう指示
 電源は電波だった。電波を撹乱すると、次々に落下して動かなくなり壊れてしまう
「これ何なの?」
>わからん。だが、やつら食い破って中に入ってきてる。
 とにかく食堂を封鎖しておいて、逃げ出す。
 アンジェラが溶接し、固めてしまう

●同・通路
 ハセンがハッキングし、地図を見る。
 アルタイルは封鎖されている地下一階に行こうと提案。
「行き止まりだろ?」
 アルタイルが手帳を取り出す。それはアリステアの私物。
「ここに、もしもの時は地下通路を使って脱出することを教えておく。とある」
 彼女を信じて、地下に向かう7名

●同・地下一階・扉前
 扉を前にどうすればいいのか
 工具は受け付けない。ハッキングもできない
 と、ベガがダイナから持たされたという黒い林檎のロザリオを取り出す。
 その先が妙な形の電子キーになっている
 それを差し込むと、解錠された

●同・地下通路
 湿気のある、薄暗い地下通路を進む
 先頭を歩くアルタイルが、ライトを背にして、自身は暗視能力にて形状を把握しつつ歩いていく
 突き当りに長い梯子があった。それを登る

●外の世界
 地下通路を抜けた先、ハシゴを登り、その上のハッチを開けて、外に出てくる7人。
 そこは砂と嵐と岩山、曇った空という、絶望の広がる世界だった。

### 4話「アテナの焦燥」

・厳しい自然。デバイスの故障等
・初めてのネオ・サピエンス。異民族。
・詐欺にあう
・なんとか大陸鉄道に乗り込む。鉄道の旅。

●外の世界・荒野
 砂嵐の荒野を、外套をまといながら、7名は一列になって進む
 保存しておいたマップデータを参照しながらだが、方位が全然分からない。
 頼りの方位磁石も全然機能しない。
「ほんとにこっちで合ってるの?」という心配そうなベガたちの声
 ロイドのジャイロによれば、真っ直ぐ進んでいる筈らしい

●テント(夜)
 岩場に簡易テントを設営し、そこで休むことになる
 テントは男女別に分けるも、その区別にハセンなどが文句を言い始める。というのも、アルタイル、ハセン、ロイドでは何もできないからだ。圧倒的女子力不足。
  ※
 一方、女子テントは賑わっていた。どこでも楽しめるのが女性というものらしい。
 そんな中、不安症のベガはこの先の不安を口にする。「ずっとこんな世界が続いていたら、私たちもいつか動けなくなってしまうんじゃないかって」
 星見が「教授が間違っていたことがありましたか? おそらく、全てが計算され尽くしているはずです」と。
 アンジェラが心配がって、男子テント見てくると出ていく
  ※
 アンジェラは意外と男子と一緒にいる方が楽だった。
 男子テントに入ると、すっかり疲れ果てて寝ている。ロイドだけが眠れていなかったから、仕方なく一緒に寝てやる。
  ※
 朝になり、アンジェラとロイドが一緒に寝ていて、びっくりするアルタイルとハセン。

●荒野から岩山
 徐々に岩が多くなり、岩山に入る
 岩山を越えた先、その麓にジオスクという町があることがマップに記されている
 砂まじりの風のためか、ロイドのデバイスに不調が出る。
 仕方なくアルタイルたちでロイドの歩行を手伝う。
 アンジェラが一部分解し、修理をしてくれたりして、なんとか先に進む。

●岩山の麓に広がる町
 岩山を超えると、そこに建物が立ち並ぶ都市が広がっていた。

●ジオスク・市内
 町を取り囲む城壁。門から中に入る。
 ここにはまだ虫型の攻撃は届いていないらしい。見たという話もなかった。
 ハイ・ネットはここでも障害が発生していて繋がらない。
 時々繋がっても、町の機能維持のために一般には解放されていないとのことだった。
『アリステア・リポート』に従い、大陸鉄道で一行は首都セントゥスブルグを目指すことにする

●大陸鉄道・駅構内
 大きな駅。大陸鉄道は大陸の西と東をぶち抜いて繋ぐ、最大の輸送システムだった。
 駅員から乗るためにチケットが必要なことなどを教わる。
 ただ、チケットを購入するために現在は「現金」しか使えないという事態になっていて、アルタイルたちは一銭も持っていなかった。

●駅前
 駅を出たところで、アルタイルたちに顔が煤だらけな鉱夫みたいな男ゴラムが声をかける。彼はデバイスを持たない「ノマド」だった。

●スラム街
 アルタイルたちはゴラムにチケットを手に入れるためだと、スラム街に連れてこられる。
 そこはデバイスを持つことのできない貧困層が多く住まう地域。
 アルタイルたちはゴラムにチケットを手に入れる裏技を説明される。
 自分たちが身につけている「特殊モジュール」がいかに高額で取引されているのか、ということだった。
 しかし、教授からこれは他人には使えない、専用のモジュールだと説明を受けている。
 ただし、その中でアンジェラのアームだけは後発品であり、汎用的なものだった。
 アンジェラは喜んでモジュールを差し出す。「だってこれが必要なんだろ? こんなもの、また作ってもらえばいいだけだ」と。気楽なものだった。
 ゴラムの懇意にしている闇店舗で、チケットを七枚、手に入れる。
 アルタイルたちはゴラムに感謝し、駅へと向かう。

●駅
 駅員にチケットを見せたが、それが偽物であると言われる。
 アルタイルたちは必死に説明するも「あんたら騙されたんだ。だから子供ばかりで歩くと危険なんだ。特にあそこはな」と。騙された方が悪い、と言われる。

●スラム街
 アルタイルたちは戻ってきたが、そこにゴラムの姿はなく、そればかりか、チケットを引き換えた店もなくなっていた。
 途方に暮れるアルタイルたち。
 しかし、そこに星見と龍姫が本物のチケットを手に入れて現れた。
 事情を聞くと、現金を手に入れて購入したという。それは龍姫の音楽の才能だった。彼女はバーでピアノを鳴らし、金を稼いできたのだ。
 アンジェラのモジュールこそ戻らなかったが、一向は駅に戻り、鉄道に乗り込む。

●大陸鉄道・車内
 巨大な金属の箱の中。窓はなく、モニタを通じて外などが見られる作り
 アルタイルたちは一般車両の客車に乗り込んだが、周囲からはやや冷たい目線
 それでも気にせず、首都を目指して動き出す鉄道に興奮していた

### 5話「ヘルメスの信頼」

・途中下車。中核都市
・強盗
・ネオ・テロリスト。冷たい社会
・無人トラックを利用し、首都へ

●大陸鉄道・客車
 多くの人が車内で寝たり、食べたりしている。途中の駅で購入したり、また車内販売も時折回ってくるし、別の車両に行けば食堂車もある。特別に眠りたい人向けの寝台車両も準備されているらしいが、チケットの種類により入れなかった。
 ハセンたちは車内探検してきたり、ただ遊んでいるだけだったが、ベガや星見は今後のスケジュールについて考えていた。マップを共有し、それで首都に入った先のことを考えている。アリステアリポートでは首都から更に東に向かうよう書かれていた。ただマップは首都までの大雑把なものしかなく、東側は一度壊滅した地域のためにデータ不足となっていた。
 と、突然列車が大きく傾いて、みんな片側に跳ね飛ばされる。
 ベガを受け止めようとしたアルタイルはその重みに潰されそう。
  ※
 落ち着いたあとで、車内アナウンスがある。何かがあり、脱線したこと。無事を確認し、ただちに外に出ることなど。

●同・車外
 外に出てみると、線路が軒並み、かじられてしまっていた。虫型が大量に這い回っている。人に攻撃こそしないが、鉄道車両も蝕み始めている。
 駅員がなんとか引き剥がそうとすると、攻撃的になり、襲われてしまう。
 龍姫たちが音波でなんとかできないか? とやってみたが、通じない。別の種類だからだろうか。
 とにかく逃げ出す。
 乗っていた人々は次の駅まで走った。それに続いた。

●中核都市アッカラ・街並み
 石造り、煉瓦作りの旧い建物が並んでいる。そこに違和感がある鉄道の駅。金属製の箱がどんと置いてある感じ。
 駅のホームは封鎖され、構内から人が溢れて駅前の広場がいっぱいになっている
 アルタイルたちは他の方法でどうやって首都に向かえばいいのか、探すハメになった。

●同・商店街
 駅前通りから露店が並ぶ市場を経て、アーケードになった商店街に入る。
 商店街では様々なものが売られていた。データでしか知らない果物やお菓子。他にも魚介類。野菜。また食べ物ばかりでなく、アクセサリやモジュールのようなものまで取り扱っている
 アンジェラは何とか自分の補助アームを探したいと言い出し、
 みんなで思い思いに行動することになる
  ※
 アルタイルは心配するベガについていくことにした
 二人で行動する
 特にベガは蜘蛛のようなモジュールが奇異な目を向けられることが多かった
 一部ハイ・ネットが使えていたが、限定的な機能のみだった

TODO:
(暴漢、強盗に襲われる)
(良い警官に助けられる)
(情報屋)
(モジュール売買。龍姫。音を失うだけ。連絡はネット経由で)
(無人トラックのこと教わる)

●無人トラック・操車場(夜)
 無人トラックがたくさん並んでいる
 そこに忍び込んだアルタイルたちは、一台ずつライトが灯り、勝手に発車していく中、どれが首都に向かうか分からないまま、とにかく乗れる一台の背に飛び乗った
 ベガが遅れそうになるが、みんなで手を掴み、なんとか無事に7名全員で無人トラックに乗り込めた
 その運転席に、ハセンが向かう。ハッキングするためだ。
 どこに向かうか調べると、どうやらこのまま首都まで、水を運んでいることが発覚する。
 荷台の水を放流し(クラックして警報や緊急停止機能を切る)、荷台に7人は乗り込み、そこで首都までを過ごすことにした。

### 6話「アルテミスの後悔」

●首都の秘密。地下都市
●ドローンの沈黙。人力。救済組織。ダイナと再会
●地震と被災。ロボット災害。
●ダイナの説明。セブンス・プロジェクト

### 7話「アポロンの悲哀」

●オアシスの集落。懐古的暮らし。
●龍姫とアレック。
●アレックの駆け落ちを手伝うことに
●別離。いざ砂漠へ

### 8話「アレスの疑念」

●砂漠。岩山。
●夜襲。カノープス登場
●他のセブンス。熾烈な競争
●カノープスと8人で

### 9話「ポセイドンの殺意」

●雪山越え。ベラの歩行器不具合
●カノープスの分裂
●苦難。ベラの不安。カノープス側。星見の不穏
●港町。見える島。楽園に

### 10話「アプロディテの優越」

●楽園の中。教授再会。新しい姉たち
●日常。謎のポイント制。
●査定。星見の話。ベガの不安。
●アンジェラの死

### 11話「ゼウスの空虚」

●第二、第三の死
●捜査。星見の助言
●意外な真犯人。教授を追い詰める
●教授が黒幕

### 12話「慈愛」

●教授殺害。黒幕。星見=マザー
●計画の全て
●アダムとイブ
●決意。旅立ち

## 備考

・各話10K程度になるので、3Kから5K程度に収める
・場面数はアニメなんで30以上になっても良い
・大きなブロックはAで2から3、Bで2から3程度と思うこと
・セブンスたちは特に「ハッキング能力」をうまく活かした展開を作るようにする

## 更新ログ

v0.1 とりあえずnoteにアップ

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