やってみたい研修。「ツマミになる話」参考に

学ぶ事は、本来楽しいこと

しかし、出張や研修と聞くと、何か一方的なイメージで、知識を増やすだけのイメージを私は持ってしまいます。

学びとは、本来そういうことではなくて、知りたいことがあるから質問したり、調べたりして自ら学びとっていくようなものだと思います。

現状、研修で多くみられるのは講義形式です。
講義形式のいいところは、
◯送り手の得意分野や強みを送り手の得意な形で受け手に伝えることができること。
◯送り手の伝えやすいスピード感やテンポ、順番でシナリオ通りに情報を伝えることができること。
だと考えます。

しかし短所としては、
◯受け手が本当に知りたく、学びたいことと多少なりともズレが起きてしまうこと。
◯アウトプットが送り手に偏ってしまって、受け手のアウトプット量が少なくなってしまうこと。
◯受け手が受動的になってしまうこと。
などが挙げられると思います。

そこで、自分がもし研修を運営する立場ならこんなことがしてみたいと思うことがあります。
それを少しまとめてみました。


テレビ番組の「松本人志の酒のつまみになる話」をご存知でしょうか。

番組ホームページには、このようなコンセプトが書かれていました。

俳優や芸人、アスリート、文化人などさまざまなジャンルの豪華ゲストが円卓を囲み、お酒の席が盛り上がる“ツマミになる話”を披露!
“お酒が進む話ならば何をしゃべってもOK。
オチも必要なし!”
というルールの下、芸能人たちの体験談から失敗談、日常生活の中で気になる疑問まで、それぞれの本音を語り合う。

https://www.fujitv.co.jp/SAKE_NO_TSUMAMI/

このテレビ番組がバラエティーというジャンルにおいて、他と違っているのは、

◯お酒が進む話ならば、何をしゃべってもOK。
◯オチも必要なし。

というところだと思います。
とくに2つ目は、驚きです。
面白くなくていいんです。

これを研修に置き換えてみると、

教師、講師、大学教授、などさまざまなジャンルの教育に関わっている人が円卓を囲み、日頃の教育のためになる“ツマミになる話”を披露!
自分や周りの人のためになる話ならば何をしゃべってもOK。
格好いい実践や煌びやからな話をする必要は全くなし!”
というルールの下、教育に関わる人たちの体験談から失敗談、日常生活の中で気になる疑問まで、それぞれの本音を語り合う。
(太字は作者)

となるでしょうか。

大事なのは、
①教育に携わっている人なら、誰でもオッケー
②円卓を囲むこと
③お菓子を食べながらすること
④発言をするハードルをなるべく下げること
⑤手ぶらで来れること
⑥アウトプットをたくさんできる環境を作ること
だと思います。

そういう研修をしてみたいと思っています。

さらにこのテレビ番組をもう少し分析してみると、
それぞれテーマを話して、このテーマに沿ってみんなどう思うって言う形で答えていってもらう形で会が進んでいきます。
(テーマを出した人が、最初に自分の意見を言ってから他の人に振る)

そのテーマのカテゴリはこのようになっていると思います。
①日常の困った事、皆さんどうしてしてますか?
②こんなこと思いついたんですけど、皆さんどう思いますか?
③ここで〇〇をやってみませんか?
④こんな失敗をしました。皆さんならどうすればよかったと思いますか?

他にもありそうですね。

こんなテーマを持ち寄って話し合う。
そんな研修をやってみたいなと思います。

以上、やってみたい研修でした。

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