見出し画像

私は、"わたし"を見失った。

こんにちは。
今日から8月に入りましたね。
最近、8月に入ると早くも年末を意識し始めちゃうんだけど、
私だけ??生き急いでる??笑

さて、しばらく投稿をお休みしていましたが、
今日から、数年前から私Nagi-nag.が探求し始めた
「セルフチューニング」について、
少しづつお話ししてみたいと思います。

早速ですが、まずはなぜ、どのようなきっかけがあって
私が「セルフチューニング」を探求することになったのか、
書いていきたいと思います。




自分でない誰かを必死に生きていた。

時は幼少期に遡ります。
4人兄弟の長子として生まれた私は、
教師をしている母と、経営者である父の元で、とても厳格で理想主義的な教育を受けてきました。

そんな環境の中で、求められる自分像を生きることに精一杯でした。
理想とされる自分を生きることで、そこにとにかく忠実に在ることで、
初めて自分に価値があると認めてもらえると思っていたし、
きっと自分自身もそうでない自分は認められなかった。許せなかったんだと思います。
物心をついた3歳の時には、すでに「自分でない自分を生きている」という感覚があった記憶があるくらい。

よくも悪くも、大人から自分に対して求められていること、理想とされていることがとにかくよくわかってしまって、
しかも自分の感情を抑え込むこともとっても得意な子供だったな、と。
大人になった今、振り返ってみても我ながら感心する。。。苦笑

そんな風に生きることを選択した子供の頃の私は、
自分の中から湧き上がる純粋な感情や思いを自ら徹底的に封じることで、
表現する機会を見失い、その存在自体に全くアクセスできなくなっていきました。

小学生だった頃の自分の口癖は、「どっちでもいい。」
意見を求められても、それしか出てこなくて。
でも、もうその頃は本音を言わずに抑えているわけでは無く、
本当に「これが好き!」とか「これが嫌い!」とかの感情でさえ
ほとんど湧いてこなかった。
何も感じることが無かったから、本当に「どっちでもいい」だった。
あなたには「自分が無いの??」と言われることもよくあったな。


初めましてな、わたし。

12歳より実家を離れ集団生活を送り、16歳の時には1年間海外にて生活。
多様な人たちとの関わりの中で、様々な価値観や人間関係を経験することができたことがきっかけとなって、
それまで頑なに閉じていた内側を、徐々に少しずつ自分にも他人にもオープンできるようになっていったように思います。

そして、18歳の時に、ようやく人生で初めて、純粋に「やりたいこと(デザイン)」を見つけました…!
初めて認識した、自らの内側からじわじわと湧き上がってくるような感情。
それは本当に、すごく大きなエネルギーを動かす力を持っていて。

その感情に確信を持ってからは、未だかつて無いくらいただ真っ直ぐにそこに向かって走っていく自分がいました。
そのためにできることは、何でもやった。
今までは全くデザインの「デ」の字にもかすらないような世界にいたし、
完全にゼロからのスタートでした。

大変なことはとてもたくさんあったけど、
でもこんなに生き生きと生きている自分は自分でも初めて見ました。
この時の体験は今の私にとってもとても大きくって、
ただ自分の内側から湧き上がるものに、抗うことなく、身を任せることの力強さ、心地よさ。
エネルギーに満ち満ちていて、全く迷いがない、そんな状態でした。


そしてまた、見失った。

デザインの仕事につき、充実した日々を送っていたのですが、
30歳を過ぎた頃、デザイン事務所やベンチャー企業で、休むことなくひたすら無我夢中で働いていたら、ワーカホリック気味に。
そこではたと気付きました…
あれ、私、自分のやりたいことがまた全くわからなくなってる…!泣
とにかく、感情や気力が湧いてこないというか、何も感じない、感じられない。。。

(この辺りのことについては、こちらの記事にも書いています↓↓↓)

また、そのタイミングで、一生付き合っていかないといけない病気も同時に複数発症。。。
今思えば、ないがしろにしていた自分からのSOSだったのかも知れません。
あまりにも扱いが酷すぎて…(ゴメン)

人生そのものを一度じっくりと見直すことが必要なのかも…とある種の危機感のようなものを感じ、
思い切ってひとまずフリーランスに転向することを決意しました。


"わたし”に出会い直したい。

自分とじっくり向き合う時間を意識的に作ってみたら、
どこかに行ってしまった"わたし(=本質の自分)"をあらためて知りたい、出会いたい。
そんな切実な想いを、ありありと抱くようになって。

“わたし”に出会い直す旅路がそこから始まりました。

スローペースな上に、あちこちに寄り道しながら、手探りながら、
5年以上の歳月をかけて、その中で見えてきた、
自分自身と「つながり直し→対話し→知り→一致していく」というプロセスを
「セルフチューニング」と名付け、
そのための具体的なアプローチ方法や、考え方などを探求していくことになります。


次からは、「セルフチューニング」とは?? について、
具体的にお話ししてみようと思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?