悩めるキャンプ飯。
今年は、10回キャンプに行くと決めていた。
別に何か意図があるわけではなくて、ただ単にたくさん行きたいなぁと思っただけ。それで設定した回数が10回なのだ。
前回が9回目なので、あと1回。今年の5月からカウントしているから、来年の4月末までにあと1回行けば目標達成だ。余裕しかない。笑
沢山行けることは楽しいのだが、毎回悩むのがキャンプ飯だ。
毎晩のメニューを考えるのとは違うはずなのに、回数が多いと毎晩のメニューに近しいものになるようだ。面倒くさくなると、ただ焼くだけのメニューになる。肉を焼くだけ。魚介類を焼くだけ。まぁBBQなんだけど。それはそれで美味しいけど飽きてしまうし、何より芸がない。何度も出来ないのが欠点だ。
以前、あまりキャンプに行かない人に「キャンプ飯は何がいい?」と聞いたことがある。すると「カレーが食べたい」と言われた。へーそうなんだ!と思いつつ、あれ?それってキャンプの定番メニューでは?と気づく。そしてそれをキャンプ飯として作ったことがないことにも気が付いた。というか、キャンプ飯をカレーにするとか思いつかなかった。
昨今のキャンプ飯は、自宅で作るものと変わらないメニューが多いと思う。下手すると自宅では作らないような凝ったものや変わったものを作るツワモノもいる。例えば、ローストビーフとか、土瓶蒸しとか。私はやらないけど。
しかし折角キャンプに行くなら、簡単だろうが凝っていようが、自分が一番食べたいものにしたい気持ちはある。手間と欲望を考慮しながら、キャンプ飯を決めていくのだ。
二人キャンプなら、更に二人の欲望とやらを寄り合わせないといけない。そして、私と一緒に行くメンバーから「カレー」を希望した者は今までいない。私の周りは、カレーはキャンプでなく家で食べるもの…と思っているのかもしれない。
因みに前回のキャンプ飯は、「秋刀魚定食」だった。友人が秋刀魚がいいと言ったからだ。出来ることなら、秋刀魚に合う風情あるお皿を用意したかったが、時間がなく木の器にした。秋刀魚のお供は、芋煮と栗ご飯にした。ギリギリ冬になる前に秋を堪能できるメニューになった。
この組み合わせも1週間ほどかけて考えたものだ。芋煮は、前回のキャンプ飯で作っていたので、私的には「ないなぁ」と思っていたが、他に思いつかず悩んでいた。しかし友人がそれをご所望したので、即採用。もう考えるのも疲れたし。あぁ、こうやって考えている自分は、完全に今日の夕飯メニューを考えているお母さんそのものだ。楽しい悩みといえば、そうなのかもしれないけど、何も思いつかないのは少ししんどい。こういう時は決めてくれる人がいると、とても助かる。
来年は引っ越し等々あるので、あまりキャンプに行かない予定だ。今年の半分の5回を目標にしておくか。来年はカレーも作ってみるか。