並ぶパン屋さんの秘密

3連休2日目の今日、わたしは朝からパン屋さんに並んでいる。

世の中は昨日から3連休だが、シフト制の職についているわたしは3連勤。

少しでも自分のご機嫌をとろうと、先輩に教えてもらったパン屋さんに来たが、なんというこだ、OPENから15分しか経ってないのに、すでに30組ほどのお客さんが並んでいた。（常連客からすればOPEN15分後の到着は遅刻とみなされるのかもしれないが。）

まあ、仕事まで時間はあるしせっかくの良い天気だから外で待つか、、、と一人で並び始めた。

並び始めて1時間後、ようやく店内に入ることができた。

店内に入ると、焼きたてのパンと焼き菓子の甘いしあわせな香りにカラダが包み込まれた。

「1時間待った甲斐があった、、、」

そのしあわせな香りだけで、そう思えた。

肝心なメインのパンは、私好みのハード系パンが多く、すべて買ってしまいそうなくらいどれも魅力的であった。

迷いに迷った挙句、みんな何を買っているのかなと先に並んでいる人を見るとレジが目に入った。

「おやおや？」

もしや、現金のみでの支払いなのか？
気になって店員さんに尋ねてみると、現金のみ、とのこと。

（普段現金を持ち歩かないので、十分持ち合わせていないことを承知の上で）念の為に財布の中身を確認してみたところ、「2000円、、」

なぁんだ、どれを買うか迷うも何も
3-4個しか買えないじゃないか。笑

結局、説明書きを読んで気になった3つを購入し、仕事に向かった。

並ぶパン屋さんの秘密。
しかも、この時代に現金のみのパン屋さんの秘密。
それは、あの『しあわせな香り』なのかもしれない。