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暇じゃないけど暇

暇なので文章を書くことにした。

正しくは暇ではない。コミケの原稿はほぼ白紙、人に渡す小説2作がほぼ手つかず。これから仕事も少しずつ忙しくなっていくタイミングで、インプット期に入ってしまった。
暇だから何かやらなきゃ、などと言っている間にも時間が過ぎる。本を読むなり、映画を見るなり、様々やらなくてはいけないのだけれども、結局Twitterを見たり、Discordの雑談チャットの他愛無いやりとりを観察したり、YouTubeで好きなアーティストのMVを飽きるほど見ていたりする。
これらも立派なインプットと言われればそれまでだけれど、そうじゃないんだよな、と思っている自分がいる。もっと……あるだろう。知らない本を読むだとか、見忘れていた映画を見るだとか、スケジュールを整えるだとか、やっていないタスクを洗い出すとか。インプットよりもやらねばならないことが浮かんで嫌気が差す。時間は過ぎていく。

スケジュールから逆算するに、十分な時間が取れているとは思うものの、やっぱり休みは欲しい。
気を詰めすぎると倒れる身体をしているので、余計に気を使わねばならない。ちょっとの無理が恒久ダウンに繋がるのは……結構厄介だ。

そもそも無理をするほど何かをするなという話なのだが、まあできない。
やることがないと困るな〜とどこかで思っている自分がいて、だいたいその自分は休みになにかしてもいいと考えていて、のんびり過ごす(ここでは寝る・家から出ない程度のことを指す)を勘違いしている。のんびりは多分、軽作業のことで、おそらく執筆も軽作業に入る。スケジュール管理が中量級、やってないタスクが重量級。勘違いをしている。もっと手軽にやれることはたくさんあるのに。
こんなんだから倒れるんだよ、と思いながら自分の体力のボーダーラインが見えていない。そろそろ覚えておかないとな、と思いつつ、誰か管理してくれ〜とも思っている。何もかもが自分のことなのにわかっていない。

今だって、暇と言いつつ何かを書いている。追われる日々から目を背けて、過ごしている。もっとほかにやることがあるのに、タスクの横入りを許可している。だからこうやって文章を書いている。暇なんてないのに。暇だからね。うん、そうだね。

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