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67年前の北海道のコンクールで演奏された曲

 昭和31年(1956)と言えばもう66年も昔のことです。前回の東京オリンピックが開催される8年前の12月9日 (日) に、大阪府立体育館で第二次世界大戦後初(第4回)の全日本吹奏楽コンクールが開催されました。この大会への予選として同じ年に北海道大会が始まり、第1回の北海道大会には中学6・高校13・ 職場8、合計27団体が参加しました。

 北見地区大会は未だ開催されていない年度なのですが紋別中学校が参加していたり、高校・職場の部では地区代表が複数であったりするなど、大会開催のあり方は不明です。

 なお、使用された楽譜の多くは1950年(昭和25)創業の「共同音楽出版」のものと思われます。国立国会図書館オンラインを検索すると100曲を越える三戸知章 監修の吹奏楽譜が「共同音楽出版」から出版されていたことがわかります。また、「共同音楽出版」は米国「ルバンク社」の楽譜を国内版として多数出版してレパートリーの拡大に寄与しました。

「共同音楽出版」の「ルバンク社の楽譜」(1967年頃)
ポンセ・デ・レオン オリバドッティ(J.Olivadoti)
イシターの凱旋 オリバドッティ(J.Olivadoti)
黄金の像 ハレル(Clarence E. Hurrell)
ジャマイカ民謡組曲 ハロルド・ワルター(Harold L. Walters)
リートニア序曲 ハロルド・ワルター(Harold L. Walters)
新世界交響曲フィナーレ抜粋 ドボルザーク(ハロルド・ワルター)

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