SATSUMA’S BAND 薩摩藩軍楽伝習生 その2
ジョン・ウィリアム・フェントンは指導依頼を受けた薩摩軍楽伝習生のために軍楽隊で使われる全種類の最高品質の楽器一揃いをロンドンのディスティン社に注文していました。1869年10月頃から楽器が届くまでの期間には読譜や日本製の笛・太鼓・喇叭を使った訓練が実施されました。その楽器が1870年7月31日(明治3年7月4日)にロンドンから届き*1)、訓練は1870年10月2日(明治3年9月8日)越中島操練場での天覧練兵での演奏まで続きました。*2)
「海軍軍楽隊:日本洋楽史の原典」