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まちづくりはできなくても

まちづくりとはなにか。

空き家を減らすこと?

商店街に人を呼ぶこと?

移住者を増やすこと?

それぞれ、おそらく喜ぶ人はいるけれど、それによって悲しい思いをする人もいるかもしれない。

そう思うと、まちづくりという言葉の難しさに気づく。

そもそも、「まち」づくり。

「まち」って、なんだ?

そう思うと、いよいよ思考の迷宮に入ってしまう。

どこからどこまでが、「まち」なの?

そこでどんなことをしたら、「まちづくり」になるの?

・・・ということで。

最近、八女市の古民家再生の現場を見てきました。

重要伝統的建造物群保存地区に指定されているこの町では、江戸時代から残る町家を保存するために、条例を制定し、地権者や土地建物所有者と対話を重ね、現在多くの歴史ある建物がカフェやゲストハウス、店舗となって再生されています。

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この町で30年ちかく古民家再生をリードしてこられた北島力さんのお話をお聞きして、改めて、最初は強い意志を持った一人の思いから始まっているのだなあ、と、痛感した次第です。

私自身は、10年間鹿児島で活動する中で、自分の力不足を痛感することが多く。

最近だと、こういう悔し涙をながしたり。↓

自分の愛する町に、「この町が好きだ」と伝えていく

日々の暮らしの集合体が、町をつくります。

町というのは、山田さんであり、田中さんであり、佐藤さん、なのです。

だからこそ、町をもっと知りたい。もっと町を愛したい。

知った先に、愛する先に、問われているのは自分自身。

自分はどんな風に、この町とつながっていくのか。

寝て、起きて、食べて、仕事して、寝る。

そんな日常の中で、町のお店を覗いてみたり、カフェでコーヒーを飲んでみたり、そういった一人ひとりの消費や行動の積み重ねが、すこしずつ積み重なって、景観になっていきます。

全力でまちを楽しむという、愛のかたち

昨年、130人の仲間たちと、鹿児島市を全力で遊びました。

自分の住むエリアのマップを作ってみる仲間たちもいれば

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天文館アーケードに1夜限りのディスコを作り出した仲間たちもいれば

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鹿児島市の南端、喜入エリアの奥地を探検する仲間たちも。

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まちを楽しむ方法は、無限にあるんだなあと思うと、町を愛する方法も、また無限にあるんだなあと感じます。

鹿児島市の広報戦略室が主催する「PLAY CITY DAYS」、今年もTen-Labが事務局を担うことになりました。

参加申し込みの締め切りは7月31日。

僕もおもいっきり鹿児島市を楽しみたいなと思います。

それではみなさん、現場でお会いしましょう!


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