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【こんなときだからこそ】講演が中止になったときに、講師としてできる対応策についての実践メモ

みなさんこんにちは。まちづくり芸人の永山(nagayaaan)です。

新型コロナウイルスに対する措置として、全国各地で講演や会合が中止ラッシュとなっています。私は特に講演を本業にしているわけではないので、本業に集中できる良い言い訳になったりもしているのですが、先日尊敬する鹿児島のまちづくりの第一人者の先輩にお話をお聞きして、衝撃を受けました。

先輩「いやー、ながやん、大変だよ。今月来月でキャンセルが22件。ちょっときついよね・・・。」

22件のキャンセル!

これはちょっと金額換算するのが恐ろしくなる件数。

仲間たちに聞いてみると、みんな大なり小なり影響を受けている模様です。

私のお仕事は、講演や会議は実はさほど多くなく、プロジェクトを進めたり、ものを書いたり、メディアをつくったりと多岐にわたるので、致命的な影響を受けるほどはありませんが、それでもそれなりの数の案件がキャンセルになりました。(それよりは、もう一つの本業である環境ベンチャー企業の方が忙しく、まちづくり案件が若干暇になってありがたいくらいな状況)

とはいえ、仲間の危機を放っておくこともできず、また、自粛が続くと、本来共有すべきまちづくりに関する知見が地域に広がらないという根本的な課題が残ったままになります。

ということで、どうにか対策を打たねばと思っていた矢先。

本日、朝8:00。

来週予定していた某所での講座が中止との連絡が。

ここからの流れは、ちょっとわかりやすく時系列で追っていきます。

8:00 キャンセル連絡

町役場担当者「新型コロナウイルス対策で、来週のイベント中止になりました。申し訳ありません。Aさん(永山が推薦して今回講師をお願いしていた)にもキャンセルの件を連絡します。」
永山「むう。。。そうですか。中止は良いのですが、せっかくお申込みいただいた皆様に対して、何かできることは無いか考えますので、少しお時間ください。」

8:40 こちらからの提案を提示


永山「ここで、【はい、わかりました】とならないのが、テンラボでして、下記はいかがでしょう?

1 Aさんのオンライントークを参加予定の皆様に向けて収録
2 上記を簡易的なレポートにまとめて希望者に配布

Aさんの知見を公開・共有できますし、もともと仕様にはなかったレポートの配布によって逆に参加しない人にも内容共有しやすくなりますよ」
役場担当者「おお、ありがとうございます。ちょっと上席と相談します。」
永山「では、上席に相談しやすいように、こちらで企画書をまとめます。」

10:00 企画書完成 ➡先方に送付

16:00 先方より連絡

役場担当者「上席OKでました!Aさんへの謝金も予定通りにお支払いできそうです」
永山「ありがとうございます!では早速、明日、収録します!」

という流れで、Aさんには無事に全額謝金をお支払いできるように企画を組み替えることができました。

本件では、①こちらからすぐに代替案をご提示したこと ②役場のご担当者さんが上席に提案しやすいように急ぎ企画書をまとめたこと ③役場のご担当者さんが熱意をもって事業の意図や主旨を組んで応用企画に応じてくださったこと、などが功を奏した形です。

今回、本来であれば60名近い人たちに対しての講演+意見交換会という内容でしたが、講演でお伝えしたかったことはオンラインにて代替し、意見交換は残念ながら組み込めなかったものの、内容を文字にして多くの方に届けることで現場での対話が生まれるきっかけを作るという方向にスライドすることができました。

結果的によかった、となるかどうかはやってみないとわかりませんが、ただ「中止」となるよりは、前向きなアクションにつなげることができそうなだけでも、うれしいなと思うことでした。

ということで。

今回のBlogでお伝えしたかったのは、「講演や会議が中止になっても、やれることやろうぜ!」ということです。

①オンラインチャットツール ZOOMは、同時に録画・録音できますので、講演のオンライン対応などに対してとても有効です。

②本来は対面でやりたかったことであっても、収録+資料配布などで対応できることはあるはずです。

まずは、主催者の方と、善後策を議論してみると、何かしらの代替案が生まれてくるかもしれません。

イベント主催者の方や、講演・登壇機会の多い皆様のご参考になれば幸いです。

新型コロナウイルス対策に国を挙げて取り組んでいる状況。

知恵を出し合って、日々を積み上げていきましょう!


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