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「アウラ」を知ったらNFTが腑に落ちた話
すごく面白い話があったのでシェア。
少し前からNFTが注目されてきて、今では本格的に事業として取り扱う企業も出てきましたよね。
NFT、わかるようで分からないみたいな状態だったんですが、このラジオでの話を聞いてなんか腑に落ちたので、NFT気になる方は良ければ読んでみてください。
タイトルにもあるように「アウラ」とはなんなのか。そしてNFTと組み合わせて考えるとどう理解できるのか?説明していきます。
アウラとは?
機械的複製によって芸術作品のコピーを大量生産することが可能になった時代において、オリジナルの作品から失われる「いま」「ここ」にのみ存在することを根拠とする権威のこと。
「アウラ」とは哲学者ヴァルター・ベンヤミンが提示した言葉です。簡単に言うと、「オリジナルであるという認識が証明されている」状態ということです。
これだけだと想像しにくい部分が多いので、
そもそも「アウラ」がある状態と、ない状態の違いってどんなの?みたいなところから説明します。
今回冒頭に取り上げている「ラジオ」を例にしてみます。
皆さんラジオは聞きますかね?ラジオはSpotifyやラジコでも配信されていますよね、最近は収録がアーカイブとして残っているので、聴き逃しても聞けて、すごく便利になりました。
しかし、これは収録がコピーされて大量に流通している状態でもあります。これは上記の説明で言う「コピー」ですね。
逆にオリジナルは「リアルタイムでのラジオ収録」ということになります。
ここで想像してみてほしいんですが、リアルタイムであることによって自分の中に違う良さを感じることはないでしょうか。それが「アウラ」がある状態です。
アウラって物理的に何かがあるわけではなく、わたしたちの心象であるということです。
「今ここに存在しているものはオリジナルであるという認識と証明」みたいなものを感じるかどうか。これってボヤッとしているけど、意外と日々感じるものなんじゃないでしょうか。
ちなみに私はゲーム実況をリアルタイムで聞くのが大好きです。
NFTと組み合わせて考えてみる
ここで私はピンときました。アウラを具現化したものが「NFT」なんじゃないかと、、。
これを話す上でNFTの説明も簡単にします。
NFT《non-fungible token》
複製・偽造の不可能な証明書を付与したデジタルデータ。また、その技術。アート作品など、複製でないことに価値があるものに、それが唯一のデータであることを証明する情報を埋め込んだもの。非代替性トークン。
そうなんです。NFTはコピーが蔓延るなかで、「オリジナルであることを証明出来るデータ」なんです。
これって「アウラ」を体現している技術であると言えませんか?少なくとも私は「こ、これだ…」と思いました。
上にも書いたように、「オリジナルである価値」ってありますよね。
NFTは所有権でも著作権でもなく、証明書です。
今自分が「オリジナルを持っているという認識と証明」こそがNFTの本質的な価値だと思うんです。
つまりNFT=「アウラ」なんじゃないかということ。
NFTの理解だけだと、それって何の価値があるの?という疑問が私には残っていました。
確かに、今まで不可能だったデジタルデータでの作品等が売買可能になるとか、そういう価値もあるとは思います。ですがこれだけだと不足している、、。アートの分野だけで考えてるからだったと思うのです。
日々の生活に絡めてみると理解が深まります。「今私はリアルタイムで配信を聞いている」「これは唯一無二のデザインの婚約指輪である」みたいな。これってなんか嬉しいですよね。
それがデジタルデータでもできるようになったということなのです。これは革命ですよね!
NFTこれからどうなる?
個人的には、NFTはこれからもどんどん広がって、私たちに身近なものになると思っています。
今は、まだ開発されたばかりで𓏸𓏸億円で取引されたという記事が多くありますが、これは落ち着くと思います。
どちらかというと投資云々と言うよりかは、メインは「好きな人のオリジナルが欲しい」層がどんどん増えて、今風に言うと推し活に使われていくんじゃないかなって思ってます。
今のところまだNFTは所有してませんが、今後好きな作品があれば試しに買ってみたいなって思います。
▼参考ラジオ
▼参考文献
「What is Aura?」
https://www.amazon.com/gp/product/B0838HGPW5/ref=nodl_?dplnkId=3cb8a9a6-c49e-43a0-ba12-681661ff6494
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