見出し画像

【vol.56 その日は3カ月後に訪れる。あなたが「成長軌道に乗る瞬間」】


振り返りが深化し成長実感が得られるまで、どのくらいかかるのか?

このマガジンでは、「創造的な行動変容のプロセス」として、様々な問いや、効果的な振り返りの方法、どのタイミングでどんなやり方で振り返ると効果的か?等について取り上げてきました。

では、これらの行動によって自分自身の変化を実感するまでには、どれくらいの時間がかかるのでしょうか。

これはデータを分析してみると、一週間に1回の振り返りがしっかり正しく行われるようになってから、大体3-4カ月かかります。週数でいうと、大体12週から15週ぐらいでしょうかね。このくらいの期間で変化が現れる人が、非常に多くなってきます。

3‐4カ月続けると、書くことがフッと深まるという人が増えてきます。毎週のように急激な変化が現われるわけではないので、「毎週振り返る意味ってあるの?」と感じる人もいるかもしれませんね。1カ月2カ月続けてみて停滞しているように感じたとしても、諦めずに「振り返り」を繰り返すことが大切です。

そして、人によってタイミングは異なりますが、ターニングポイントというか、パッと視界が広がる瞬間が訪れますので、この瞬間をしっかり待ってもらえたらいいんじゃないかなと思います。

「成長軌道に乗った瞬間」は、あなたの中に準備が整ったときに訪れる

これを私は、「成長軌道に乗った瞬間」という風に言っています。より価値の高い目標設定にチャレンジできる準備が整ったからこそ、訪れるんですね。

「目標達成」というのは、ショートタームで目標を切って、ゲームをクリアするかのように、次から次へと達成していった方がいいんです。ですから、週1回どんどん目標達成して、ある意味、習慣化していきます。そして、パッと視界が広がる日がやって来る。

すると、目標設定自体を見直す行動を始めます。根本から見直す必要性に気付き、価値の高い意味のある新しい目標を設定するようになるのです。

例えば、目標設定の時に、自分の力だけではできないので周りの力を借りて聞くということも、思考が深化してるからこその行動だったりします。色々な視点を取り入れた目標設定もあるかもしれませんし、自分のありたい姿から考えて本当に達成したいということで、価値の高い目標を設定し達成する人もいるかもしれません。

この変化が現れる3-4カ月、週1回の振り返りをしっかり続けてもらって、新しい行動や新しい目標にチャレンジする。「成長軌道に乗る」この経験をぜひしてもらいたいと思います。

「振り返り」の技術は「主体性と行動変容力」を身につける技術

これは、まさに「経験を振り返る技術」、そして主体性と行動変容力を身につけるための技術と言っても過言ではありません。分析力、思考力、そして感情コントロール力が身につき、行動がどんどん前向きになっていく。「経験を振り返る技術」によって、「新たな行動」が見出されていくのです。

「できたこと手帳」を書いている人は、始めたばかりの頃と最近の内省文を比べてみてください。そして、その内容がどのように深化しているか分析してみると、自分自身の成長を実感することができると思います。

参考
科学的にラクして達成する技術p.190
第3章 ラクして達成する人の「経験を振り返る」技術
point06 1万5000人のデータが語る
「成長軌道」に乗るまでのプロセス

体験会にいらっしゃいませんか?最新の体験会の情報はこちら↓