【vol.6】「客観的な指標」で変化を捉える Numberめがね
「できたこと」の見つけ方に使う
二番目のめがねは「Numberめがね」です。
数字というと、ノルマのことかと思う人がいるかもしれませんね。
実は、数字には小さな変化を表す力もあるんです。
第2章「できたこと」を見つけよう②
客観的な指標で変化を捉える「Numberめがね」
1「より早く」「初めて」の「時間」のレンズ
「より早く」「ぴったりに」「初めて(久しぶりに)」
できたことを見つけます。
「1週間前に準備が終わった」
「納期通り出荷できた」
「初めてアポがとれた」
「久しぶりに同期に会えた」
時間の優位性は、数字に表れます。
それは、今までの自分から少し前進できていることの
証明でもあるのです。
2 点数や回数がアップ!「数値」のレンズ
点数・成績・回数が上がったことを見ます。
「TOEICのリスニング点数が10点上がった」
「商談をいつもより3件も多くこなした」
「逆上がりが10回できた」
これも全部、数値のレンズから発見できます。
小さな数値の変化は、
自分の成長を客観的に見つめる道具です。
3 続けられたこともできたこと「習慣化」のレンズ
連続○回できた、自分で続けられているな と感じたことです。
「通勤時にリスニング教材を1カ月間聴き続けた」
「新聞を1週間毎朝読んだ」
「おやつを3日間がまんできた」
でも、たくさん続けないと
「できたこと」にならないわけではありません。
自分の主観で「続けられているな」と思ったら、
全部できたことにしてください。
習慣化のレンズには、
あなたが大切にしていることが隠れています。
大切に思っていることだからこそ、
続けられるんですね。
習慣を持っている人は、
内面に大きなエネルギーを持っています。
大きく変化する芽が、
自分の中で育っている証拠ですね。
ぜひ、「Numberめがね」と3つのレンズを使って、
自分のできたことを探してみてください。
部分点は自分であげる
数は、客観的な指標です。
客観的なだけに、
人と比べやすくなってしまう点に注意してください。
できたことは、人と比べることではありませんよね。
比べないためには、
小さな変化も見逃さないことが大事です。
TOEIC800点を取ろうとして、全体の点数が落ちてしまった。
でも、Part1のリスニングは上がったぞ。
そうしたら部分的にできていますよね。
結果だけを見ない。
プロセスを見ることが大事です。
普段、地道な努力をしている自分を知っているのは
「自分」だけです。
「部分点は自分であげる」ということに注意をして、
Numberめがねを使ってもらえたらいいのではないかと思います。