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【vol.54 「取組むべき課題」を「単なる願い」で終わらせないための2つの要素】


「創造的な行動変容のプロセス」を振り返る

「できたこと」から行動を変えると未来が変わるマガジンでは、

【vol.51 より良い創造的な行動変容のプロセスと、今のやり方を建設的に疑う3つの自問】
【vol.52 あなたの「喜びの基準」は?「ありたい姿」が見つかる簡単な自問】
【vol.53 今すぐ取り組むべき課題を絞り込む方法】
を通じて、創造的な行動変容のプロセスを紹介してきました。やっと、今取り組むべき最優先課題が決まりましたね。

「取組むべき課題」を「単なる願い」で終わらせないための2つの要素

では、早速行動に移りましょう。でもその前に「課題に取り組んで得られる結果」を明らかにする必要があります。これがないと、「取り組むべき課題」は「単なる願い」で終わってしまうからです。そのために必要な要素は、「期限」と「度合い」です。

「期限」  いつまでに実現するのか
「度合い」 どれくらいのレベルで実現するのか
そして、「期限」「度合い」を設定する時には、目的をしっかり思い出すことが大切です。

期限と度合いを設定する際の注意点

注意点は、「ハードルを高くしすぎない」ことです。

例えば、「急いで来週までにやってしまおう」とか「高いレベルまでやってしまおう」とか。モチベーションが高いことは、もちろんいいことです。でも実は、「ハードルが高すぎると、頓挫しやすい」ということがあるので、気をつけてほしいなと思います。

営業担当Gさんの事例では、「プレゼンテーションスキル」と「営業資料作成」が、影響度も緊急性も高いとわかりました。この課題に期限と度合いを設定して、「2カ月後までにわかりやすい営業資料を作り、プレゼンできるスキルを身につける」とすると、具体的な行動が見えてくると思います。

ぜひ、このように分かりやすく「期限」と「度合い」を明確にすることに取り組んでもらえたらと思います。

「緊急性」「影響度」を指標に優先すべき課題を見つけ、「期限」「度合い」を設定して行動する。まさにこのようなプロセスを踏んで、自ら考え設定した課題だからこそ価値があります。そして、最高の成長スパイラル、自分が成長していくスパイラルを自ら獲得することになるのです。

参考
月イチ10分「できたこと」を振り返りなさいp.121
「期限」と「度合い」が行動の質を変える

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