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【vol.55 目標達成に欠かせない!深く考える「振り返り」4つのポイントと効果的な運用基準】



目標達成への気づきをラクに引き出す「深い振り返り」の4要素

「振り返り」はサラッと薄くやっても、目的である行動変容が導き出されることはありません。深く思考することが大事なのですけれども、そのためのステップがこの4要素なんですね。目標達成に向かって、前向きに行動変容を生み出すための思考技術と言えるでしょう。

その4要素とは、こちらです。

①詳細な事実
4W1Hに従って、詳細に記述します。
いつ(When)、誰に(Who(m))、どんな場面・状況で(Where)、どんなことがあったのか(What)、どのように行われたのか(How)。
さらに、どのような結果が生まれたか(Result)を追加すると、より詳しい事実が確認できるでしょう。

②原因の分析
なぜ(Why)を繰り返して、「①詳細な事実」が起きた原因を探ります。
クリティカルシンキングによる、目的思考もありますね。「”そもそもなんのために”行っているのか?」「目的から考えると”本当に”このやり方がベストなのか?」。健全な批判的精神で「できたこと」を疑い、分析します。

③本音の感情
「本音の感情」というと、愚痴をこぼしてもいいんじゃないか、吐露してもいいんじゃないか、ということだけを考える方もいます。もちろん、それが必要な時もあると思います。

でも、もっと大切なのは、「成長欲求」です。

これを乗り越えた暁には、こう成長できるのではないかという「自分の成長イメージ」。これを描くことが大事なんですね。

④次なる行動
「次なる行動」は、翌日もしくは翌週に、確実に実践できる新たな行動の計画です。3週間とか3カ月とかいう、すごく先のことではありません。また、起きるか起きないかわからないようなタイミング。これもNGです。

確実に、翌日もしくは翌週に実践できる、「新たな」行動ということが大事です。

例えば、思考をしなくても当然やったであろう「ミーティング参加」や「資料作り」という行動を書いても、しかたがありません。それらは、TO DO として実践すればいいことです。

自分が思考した結果、新しい行動に気づき、それをやってみようというのが「次なる行動」を書くポイントになりますので、そのあたりを押さえておくといいでしょう。

以上の4つが、目標達成への気づきを簡単に見つけ出すための思考技術になります。では、具体的にいつどんな形で行えば、より良い「振り返り」ができるのでしょうか。


具体的に、いつどんな形で振り返ればいいのか?


「具体的にいつどんな形で振り返ればいいのか」ということも知っておくと、「振り返り」が非常にうまくできるようになります。

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