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サバサバ"風"は可愛くないのよ


「かわいい人」でありたい。


どこでも女の子扱いされる人になりたいって意味では断じてない。

「かわいい後輩」「かわいい同僚」「かわいい先輩」とか。
「付き合いやすい人」であると言う意味での「かわいい」です。

上司には可愛がられた方が得だし、後輩からは慕われた方が色々とお互いに仕事しやすいじゃないですか。

だから、付き合いやすい、一緒に働きやすい人でいたい。

付き合いやすい人といえば「サバサバしてる人」だと思う。
サバサバしてる人ってモテるらしいし。

いつも堂々としていて言いたいことははっきりと言いつつも、後に引きずらない。周りを気にかけてはいるけれど、変に媚びない。淡々と仕事をする。

そんな上司がいたら男女関係なく、ついていきたい。かっこいい。

サバサバした人に自分もなりたいって思っている人も多いんじゃないかな。私もなりたいです。


サバサバした人はかっこいいから、自分もそんな人に近づきたくてサバサバした人の言動を真似てみる・・・とかしてる人もいるかもしれない。

だけど。

自称“サバサバした人っているのよね。

「みんな優しいよね〜、私ははっきり言っちゃうけどね〜!」とただただ空気読めない爆弾発言して場を凍り付かせたり・・・。

そこまでわかりやすい人は流石に少ない(と信じたい)けれど、サバサバした発言の裏で「ん?」と引っかかる言葉をサラッと言われて心にモヤモヤが残ったり。
サバサバしてる風に見えるけど、なんか違和感があるな?とイチイチ引っかかる人がいる。モヤモヤする。

この心のモヤモヤの正体は「マウンティング」だと思う。

「自分の方がすごい」「自分を他の人よりもすごい人に見せたい」と言う気持ちが透けて見える人ってどうしても「さっぱりと」は付き合えない。

「自分の方が上だ」と言動で押さえつけてくる人が上司や同僚にいるのは結構窮屈だ。

真のサバサバしてる人は、一緒にいて苦じゃない。
むしろ一緒に仕事させてほしい。


私もサバサバしている人になりたいという思いはある。

叱るときは叱りつつも、空気が悪くならないように配慮できる、サラッと気を使える人でいたい。
一緒に仕事したいと思える人でありたい。

ただ、私自身まだまだ“自称“サバサバ女です。

なんだかんだグチグチ、グダグタと口をついて言っちゃうことがあるので「うわーーーー、今の私は可愛くないーーー」と心で叫んで凹んでいます。

言ってもしょうがないことグズグズ言ってる人ほど関わりたくないものはないのよ。

もう新人ではない、でもまだベテランと呼ばれるほどの自信もない。

その「自信無さ」と「自分を出来る人に見せたい」っていう欲望を抱えて、ふと口をついて「かわいくないこと」を言っちゃうわけです。

私は「謙虚さ」というものを失ったと思う。
それに尽きる。

自分のことを謙虚に見ることが出来れば「マウンティング」なんてしないはずだもんね。

「サバサバと振る舞う」よりも「謙虚さを忘れない」

淡々と仕事はしつつも、腰の低い人でありたい。

マウンティングなんかしなくても成果を見れば実力はわかるもんね。

「この人とはずっと一緒に働きたい」と思ってもらえるような可愛いがられるベテランになりたい。


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