趣味の楽しみ方は1つじゃない!ロードバイクで学ぶ、趣味を飽きずに広げるコツ
「どういうモチベーションでやってるんすか」
「なに目指してるの?」
「よく飽きないね」
やらない人からすると謎の多いロードバイク(自転車)。どうして私たちはロードバイクに乗るんでしょう?うーむ・・・。
Googleで「ロードバイク 魅力」で調べると速い!軽い!操作感!運動不足解消!とかってペラペラな記事が出てきますが、醍醐味はそれだけではありません。
始める・趣味にするにしても、楽しさ・面白さが1%でもないとハードルが高く感じるものです。
飽きちゃう方、続かないはこのあたりの旨味を忘れてしまっているか、気がついていないのかもしれません。それか近所しか走っていないとか。
楽しみ方が単調になっているかもしれません。
習慣化のコツは前回お話したので、今回はロードバイクの魅力や面白ポイントを紹介しながら、
趣味にしたいことや続けたいことに楽しさ・面白さを見つけるコツ
を紹介していきます。
ステキな場所を風を切って進む、爽快感
バイクを趣味にする方もそうだと思いますが、風を切る感覚は独特のものです。
ママチャリよりも軽いですしスピードも出やすいので、スイスイと進んでいく感覚はハマります。スピード感が最初のトリコポイントです。
景勝地を走るともっといいですよ!サイコーです。
ロードバイクをやるまでは外に出る用事はランニングくらいでしたが、おかげでいろんな場所を訪れるようになりました。ロードバイクを始めなければ山にも湖にも訪れませんでした。
街乗りや通勤通学でも使えますが、やっぱりいろんな場所に行った方が楽しいです。
活動範囲がググッと広がるのが一番のよろこびです。
カッコイイ
アホみたいなタイトルですが、事実なんですから許してください。
自分のロードバイクってカッコイイです。当然のように。プロや先輩方のも素敵なのですが、やっぱり自分のが一番カッコイイと思っています。みんなそう思っているハズ。
まだ何も知らないこの頃。
(うひょーついに買っちまったぜ。)とホクホクな初日。
今でもその時のことをよく覚えています。
ママチャリを鼻で笑いたくなるほどに、この子はカッコイイのです。
カスタムできる
自分だけのロードバイクに作り変えることができます。
自分仕様にカスタマイズできるのがロードバイクの楽しみの1つです。初期装備だと重くて最低限のパフォーマンスしか出せないので、少しずつ自分の好きなカラーを足したり、パーツをグレードアップしたり、好きなようにカスタマイズできます。
初心者の私だとパーツ交換にひどく時間がかかったり、微妙に規格が違って書い直したりするのですが、その分だけ愛着が湧きます。自分のセンスで好きにカスタマイズすべし。
「手がかかるほど可愛い」といいますか、手間も金も惜しまず注ぎ込むことで(退路を絶たれ)、より一層愛おしくなっていきます。
身体的・精神的に強くなれる
言わずもがなですね。
みんなの憧れである、鉄人に近づくことができます。
え?憧れませんか?鉄人。誰もがあこがれるものだと思ってました。せめて、超サイヤ人の次くらいに憧れませんか?鉄人ですよ鉄人。
鉄人に及ばなくても、足腰は締まってきますし、体幹なども強くなると思います。心肺機能も向上します。一般人にしては強くなるはず。
大会やイベントに出ようとするといろいろ気になってきて、ストレッチや軽い筋トレをするようになる場合もあるので、それも含めて強化になります。
そして、ロードバイクに乗っているとなぜか坂を登ります。これが本当に不思議。気がついたら坂を目指しているのです、きっと病気です。
そのおかげで、体力以上にメンタルがタフになる気がします。ストレス耐性がついた気がする。
(こんなに長いことゼエゼエすることあるか)ってくらい疲労困憊になるので、日常生活ではへこたれなくなります。そこら辺に転がるありふれたストレスには影響を受けなくなります。
身体的にも、精神的にも、大きな余裕が生まれやすくなります。
趣味を重ねがけできる
ロードバイクって意外なことに、移動手段にもなります。(びっくり)
たとえば近所の気になるカフェに行ってみたり、神社に行ってみたり、桜並木を巡ったり、紅葉狩りに勤しんでみたりするのもいいです。通勤通学でも使えます。
ランニングでもできなくはないですが、ロードバイクの方がいろんな場所を巡ることができます。他の趣味だとそうはいかないですね。テニスやフットサルしながら別のことは楽しめませんし。「サウザンド・マイルズ」みたいにピアノ弾きながら移動できると面白そうですけど、現実的なのは軽トラでしょうか?
グルメライドなんて言葉もあるくらいで、ロードバイクでグルメ旅もできます。山奥の蕎麦屋を目指したり、ラーメン屋を制覇したり、温泉をゴールにしたりもできます。
カメラをお持ちなら景色を撮りながらでも良いですし、キャンプ用品を持ってロードバイクでツーリングキャンプも楽しめます。山を目指すと観光地や景勝地も多いので、半分くらい観光気分です。
別に山を目指さなくても、河川敷や近所のお店に向けて走るだけでも気持ちが良いものです。例のピタッとしたウェアは着なくてもいいですし。
ガチでも、カジュアルでも楽しめるのが良いところです。
友だちができる
ロードバイクをやっている人は、見ればわかります。
同じようなピタッとした格好ですれ違うんですから。
そうしたときに、ロードバイクを乗る者同士は挨拶を交わします。手を挙げたり、「ちゃーす」なんて言ったり、坂で出くわすと「アレ!(Allez)」で励ましあいます。これが結構すがすがしい気持ちになれます。
同類とのエンカウントが楽しいです。
山の上で見かけて「どちらから?」からの「自走ですか?」はよくある会話です。そこに先輩後輩はないのです。同じ山を登った、変態同士です。
私より何倍もすごいオジサマ方がたくさんいらっしゃって、私も彼らのような「鋼のイケオヤジ」になりたいと奮起することもあります。たまーに女性も見かけるのですが、思いのほかスイスイ登ってらして内心ビビります。
みんなでカジュアルにグルメライドを楽しむこともできますし、今はSNSなどで募ることもできるので、ライド仲間が自然発生的に形成されます。
SNSでいろんな場所に行ってる様子を見て(自分も行ってみたい!)とワクワクすることもあるので、もちろん1人でもしっかり楽しめます。
冒険できる
いろんな場所に行くなら自動車でもバイクの方が明らかに楽です。ロードバイクはチャレンジ要素が加わるので、冒険のような楽しみ方ができます。
隣町のラーメン屋、湖一周、山の頂上がクエストになります。
知らない場所をナビ頼りに走ることもあるので、ホントに冒険です。道に迷ったり、山の方からガサガサ音がするとビビったりします。寒い日のダウンヒルは命の危険を感じます。
それも含めて、非日常感が楽しいです。自動車やバイクに比べて遅い分、ステキな景色を長く楽しめますし。
(いろんな場所に行ってみたいなあ)と心の底から思えるようになります。
つまり「冒険者」になれるわけです。魅力的ですよね?
おめでとう。あなたは今日から冒険者です。
楽しみ方はいろいろ。自分の好きな楽しみ方を見つけるべし
ロードバイクの面白さはこれだけじゃないんですが、夜が明けてしまいそうなので、この辺でとめておこうと思います。
レース入賞を目指してガチで頑張るのもいいですし、ロードバイク部屋やスペースをDIYでつくるのも楽しいと思います。カッコイイウェアを集めるのもいいですね。SNSにアップしてフォロワーを集めるのも良さそう。
同じようにロードバイクに乗っている人でも、楽しみ方は様々です。楽しく続けるコツは、自分の楽しみ方を見つけることです。
ロードバイクに限らず、自分の性格や個性にあった楽しみ方を見つけて、自分なりのペースで楽しむのが、趣味のあるべき楽しみ方です。
ロードバイクに一切乗らず、オブジェとして飾って楽しむのもアリです。(乗った方が楽しいじゃん!)って思うのですが、それも趣味の楽しみ方です。
これからロードバイクを趣味にしようという方は
・好きな色、デザインのロードバイクを買う
・行きたい場所に行ってみる
・やれるときにサクッとやる
こんな感じにカジュアルな気持ちで始めると良いと思います。
義務感や合理性などの言葉は、ガミガミ言うオカンと一緒にポイしましょう。どうしてもオカンは居てほしいなら、巻き込めるか試してみましょう。
近くにレンタサイクルがあれば、それで乗り心地などを試してみるのもおすすめです。
人生で続けなきゃいけないものなんて、呼吸と納税くらいです。やりたいならやればいいし、やりたくないときはやらなくていいんです。趣味なんですから。
気軽に、気楽に、遠慮なく楽しみましょう。
もし変態のみなさまがお読みでしたら、
「ロードバイクにはこんな楽しみ方もあるよ!」
と楽しみ方をコメントで教えてくれるとうれしいです。
ではでは!