モンブラン

逆張りばかりじゃいられない

僕はチョコケーキをおすすめされたら
モンブランを選ぶような人間です。

本当に反省しています。この通りです。しかし、
この場をお借りして言い訳させてください。


みんながやっていたらやらない。
みんながやっていないならやってみる。

そんな天邪鬼な逆張りが
僕の学生時代の基本戦略でした。

モンハンもやらず、ドラクエもやらず
あ、そういえば遊戯王もやってません。

変なところで優位になろうとして
「あえてやらない」という
謎のプライドを秘めていたのでした。

でも家では普通にゼルダをやりスマブラをやり。
音楽はJ-POPの流行り物。

うーん、単に好みじゃなかったんでしょうか?


そんな僕も高校を卒業して
正直に言うとメチャクチャ友だちが欲しかったので
勇気を振り絞ってプライドを(靴下だけ)脱ぎ捨てるようになります。

パズドラをインストールし、
不良のたまり場だと思っていたゲーセンに向かい、
なんと、AKBをしっかり好きになります。(この僕が)(知らんけど)

・・・みんなが夢中になっているものを
いざ自分もエイヤとやってみると
悔しいけれども楽しいことを知ったのでした。

ただしモンストは通ってません。
興味がなかっただけかもしれません。

友だちが減るだけだから逆張りなんてやめればいいのに
機会損失だって著しいんだから波に乗ればいいのに
意地はらずに乗れば良いのに。

ノリの良さは、押しの強さにも影響を及ぼすのでしょうか?

たとえば「この後どうする?」と言われて
「帰ろっか。」なんて呆けている場合じゃないんです。
20歳の自分に戻れたら叱ってやりたいです。
「ビビってんのかオェーイ」って。

ああ、ムッツリな自分を(ニット帽だけ)脱ぎ捨てたい。


「チョコケーキがおすすめ」と言われたら
あえて自分が好きなモンブランを頼むような行為を
今後控えさせていただきたいと思っています。

「じゃあそれにしよっかな。」

うう、こちらの方がはるかにリア充っぽい。
次こそはチョコケーキを頼めるような
大きな人間になりたい。

そして僕はチャレンジしたのです。

興味が湧いた青椒肉絲ではなく酢豚でもなく
おすすめされた回鍋肉を選ぶというチャレンジを。

しかも2人がすでに回鍋肉、もう1人は青椒肉絲という
バランスを取りたい衝動を抑えてのチャレンジ。

顎関節症の口に放り込まれる回鍋肉。
結果を最後まで見届けるのは杏仁豆腐です。
さあどうか。

ああっと、なんて辛いんでしょう。辛い辛い。

皿に浮いた豆板醤があざ笑うかのようです。
これは悔しい。悔しいチャレンジとなりました。

本当に反省しています。全責任を負います。
なので、次は青椒肉絲を選んでいいでしょうか?


nagatouch

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