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ラーメン

香ばしいしょう油の香りがしたラーメンが目の前に到着する。

閉店前から並んでいたことも忘れ、

理性を保つことができないよだれをやっとの思いで飲み込む。

気がついたら割っていた箸を持ち、

まずは器を持って、香りを楽しむ。

虜になった嗅覚にせかされながら、

麺を持ち、口元へ運ぶ。

こんなに幸せでいいのだろうか。

メンマ、煮卵、チャーシュー、次から次へとせかしてくるので、

一つの不満もなく平らげる。

写真を撮るのを忘れた後悔はさほど問題ではなかった。

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