こんな時代だからこそ、伝えよう。
今、ネットやSNSの普及で自分の思いや考え、他人の思いや考えに気軽に触れられる時代になりました。
それゆえに他人の何気ない一言で傷ついたり、考えのすれ違いで他人に攻撃的になってしまったり・・・
今までもそういった思いはあったかもしれませんが、匿名で誰もが気軽に意見が言えるようになって表面化してきたのかもしれませんね。
本来、言葉というのは他者を攻撃するためや批判するために生まれたものではないと思います。
生物として弱者だった人間がそれでも生き残るために、知能を進化させ、道具を使い、言葉を使ったものだと思います。
すなわち言葉とは力のない人間が生き残るために生み出された、協力するためのツールだったのではないかと思います。
それが文明が発達して、他者を攻撃したり、批判するためのものになってしまいました。
文明の発達により、人は心の病というものを患うようになり、最近ではそれが問題となっていますね。
(僕も去年サラリーマン時代は不安障害と診断されたことがあります。)
さて、話は少し変わりますが、来週の金曜ロードショーで『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』が放送されるみたいですね。
このアニメ、あらすじとしては
兵器として育てられ、人間としての感情を知らずに育った少女が育ての親である少佐から「愛している」と言われるも、少女には「愛している」の意味がわからないまま少佐とは別れてしまう。
戦争が終わり、少女は「愛している」の意味を知るために、代筆屋(手紙を書けない人の代わりに手紙を書く仕事)に就く。
様々な人の手紙を代筆するうちに、人間の感情を知り、成長していく。
という話です。
なぜ、この記事にヴァイオレット・エヴァ―ガーデンのことを書いたかと言うと、
最初、人を慮ることができなかった主人公が、人の気持ちを知り、他者を思いやることができるようになるからです。
要は今、ネットで簡単に繋がれる時代である一方、ブロックやミュートなど簡単に縁も切れる時代です。
それゆえに相手のことを考えず、自分の気持ち優先で言葉を発する人が多くいるような気がしています。
コロナウイルスの影響で今までにも増して、人と会わなくなり、より人との関係が希薄になったこの時代だからこそ、この作品を見てほしいです。
思いを言葉にする大切さ、言葉の重み、人を思いやる気持ち、愛、家族など
今、日本人にとって必要なもの、なくしてしまったものが、その作品には丁寧に描かれています。
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