野球で辛いことをたくさん経験したからなんでも耐えられる
野球で辛いことをたくさん経験したから、なんでも耐えられる!!!
ことはないんだなと感じました(笑)
というかそんなわけないと実感しました。
野球でのしんどい経験
野球をやっていてしんどいことは多くありました。
冬合宿では、全国の中でも名の知れた陸上部のトラックを借りて、朝4時半から600m25本。
”ランナーズハイが2度来る”という経験したことのない感覚(笑)
もちろん陸上部も練習があるので、後半になると陸上部が集まってくるのですが、その全国屈指の陸上部が
「俺らより走ってんじゃん・・・」
と小声でつぶやいているのが聞こえてきて、何のために走っているんだろうと思ったのを昨日のことのように思い出します。
飯トレでは一生懸命ご飯を食べた結果、吐いてしまったのですが、心配やねぎらいの言葉より先に
「お前何してんだ?」
と怒られる始末。
とまぁ、そんな理不尽やしんどい経験をしたことにより
「ちょっとやそっとのことでは挫けない」
と根拠のない自信を持っていました。
就職活動
そして、時は流れ大学3年の冬。
4年の春リーグで大学野球は引退すると決めていたので、部活に力を入れるために就職活動も早め早めに動いていました。
その結果、大学3年の2月に早期内定を前職からもらいました。
しんどい仕事なのは重々承知でしたが、野球をやってきたからという、今考えると浅はかすぎる理由で前職を選びます。
本当は別の業界に行きたかったのですが、そっちを志望すると春リーグと丸被りしてしまい、それだけは避けたかったため、本選考が始まる前の2月で就職活動を終了します。
今は転職が普通の時代だから、しんどい仕事だとは思うけど、そこで成果を上げてお金と能力をつけてから行きたい業界に転職しよう
なんて思っていました。
現実は違った
働いてみてそれなりに結果は出すことが出来ました。
そしてインセンティブで新卒1年目とは思えないほどお金も手に入れました。
ただ、心が満たされないどころか擦り減っていく毎日。
そこで感じたのは、
野球で耐えることが出来たのは野球だったから。
ということでした。
野球では600mなんて走らないし、意味なんてなかったかもしれません。
ですが、意味はなくても野球の練習であることは間違いなく、だからこそ乗り越えられたんだと思います。
好きなモノのためだったら人間耐えられるんだろうなと感じました。
当時を振り返って
僕は昔から勉強もスポーツもそれなりにこなすことができました。
仕事もめちゃくちゃにしんどかったですが、結果はそこそこ出すことが出来ました。
ただ、その一方で
自分に出来ないことや出来なさそうなことに挑戦する勇気がなかったんだなと思います。
就職活動も野球をやりながらでも行きたい業界に行けたかもしれないのに、やらなかった。
そもそもその業界に挑戦しなかったのも、自分が今まで経験したことがないジャンルだったから挑戦したところで受かるかわからなかったから。
なんでもある程度こなすことが出来てしまったから、出来ない自分を受け入れられないし、出来ない自分に出会いたくない。
だから、就職活動を辞めたんだと思います。
野球を言い訳にして。
もし、昔から出来ないことに向き合ってきていたなら、仕事もあそこまでストレスを抱えずに出来たのかもしれません。
今でも出来ないことから逃げるということはあります。
でもそれでは成長出来ないと思うし、泣くほど辛い想いしながら働いていたあの日の自分に申し訳ない気がします。
こういうことに気づけたことが自分にとって大きいと思うので、これからは出来ない自分に向き合って、逃げずに成長していきたいです。
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