“絆”は相手と一緒に“創る”ものだと思う
最近「友人と疎遠になった」と聞くことが何度かありました。一度であれば気に留めなかったかもしれませんが、そう何度も起こるとさすがに気になります。
今回は「友人と疎遠になること」について「なぜ疎遠になってしまうのか?」や「疎遠にならない方法はあるのか?」など、自分なりに考えたことを綴っていこうと思います。
疎遠になる原因
なぜ仲が良かった友人と疎遠になってしまうのでしょうか?まずは私が聞いた2つの実例から探ってみましょう。
Case1: 相手の振る舞いが変わった
1つ目のケースは「相手の振る舞いが変わった」です。片方をAさん、もう片方をBさんとします。Aさんから見てBさんの振る舞いが変わったものとして考えていきます。
以下の出来事がありました。
Bさんに恋人ができる
Bさんの振る舞いが変わる
AさんがBさんの変化を嫌がる
AさんがBさんを拒絶する
情報不足感もありますがお許しを。疎遠になった原因を考えるなら、Bさんが振る舞いを変えなければ良かったでしょうか。それともAさんが拒絶しなければ良かったでしょうか。
あなたはどう感じましたか?
Case2: 自分の環境が変わった
2つめのケースは「自分の環境が変わった」です。こちらはAさんが自分、Bさんを相手として考えていきます。ちなみにAさんとBさんは異性で、ほぼ毎日1時間以上は何かしらの形で共に過ごしている様子でした。お付き合いなどは特にしていません。
以下の出来事がありました。
Aさんと同じ会社をBさんが辞める
私的な理由でAさんが忙しくなる
BさんがAさんに継続して連絡を取る
Aさんが連絡を返すことに疲れる
AさんとBさんの間に距離ができる
かなり省略していますが大体こんな感じ。こちらはいかがでしょう。BさんからAさんへの連絡の頻度を減らせば良かったでしょうか。はたまた、Aさんが粘り強く返せば良かったでしょうか。
疎遠になる真の原因
私は2つの実例を見て共通点があるなと感じました。それは「相手への期待と相手の行動にギャップがあった」ということです。
Case1では、Aさんがこれまでどおりの振る舞いを期待していたものの、Bさんの振る舞いが変わったため、拒絶してしまった。
Case2では、Aさんが少ない連絡頻度を期待していたが、Bさんの連絡頻度がそれよりも多かったため、距離ができてしまった。
どちらも「相手への期待と相手の行動にギャップがあった」ということでした。
では、疎遠にならず、引き続き仲の良い友人でいるには、どうすれば良かったのでしょうか?
疎遠にならない方法
さて、あなたならどうしますか?
「話し合いをする」や「一時的に我慢する」など、様々な方法が考えられます。
ここで改めて先程の原因を見てみましょう。疎遠になった原因は「期待と行動にギャップがあった」ということでした。とすると「期待」か「行動」を変えればギャップが生まれずに済みそうです。
自分と相手それぞれに「期待」と「行動」があるため、疎遠にならない方法は4パターンに分類できます。
“相手”が”行動“を変える
“相手”が”期待“を変える
“自分”が”行動“を変える
“自分”が”期待“を変える
4パターンについて、具体的にどういうことか考えていきます。
1. “相手”の”行動“を変える
言い換えると「自分の期待に相手の行動を合わせてもらう」です。自分の期待を素直かつ正確に相手に伝えることが大切です。
2. “相手”の”期待“を変える
言い換えると「相手の期待を自分の行動に合わせてもらう」です。自分の行動の理由や意図を素直かつ正確に相手に伝えることが大切です。
3. “自分”の”行動“を変える
言い換えると「自分の行動を相手の期待に合わせる」です。相手が何を期待しているのか素直かつ正確に聴くことが大切です。
4. “自分”の”期待“を変える
言い換えると「自分の期待を相手の行動に合わせる」です。相手の行動の理由や意図を素直かつ正確に聞くことが大切です。
4パターンを踏まえて
いかがでしょうか。自分と相手の間柄によって適切なパターンは変わるでしょう。また、複数パターンを組み合わせて行うことが適切である場合が多いと思います。
いずれにも共通していることは「相手に期待していることや、自分の行動とその意図について、相手と一緒に見つめ直していること」です。「まずは素直に話し合い」ということですね。
疎遠になることは悪か
大前提を覆すようですが大切な問いです。私は仲の良かった友人と疎遠になることは悪ではないと考えています。理由は「人は変化するから」です。
昔は大好きだったのに今では見向きもしないもの、ありませんか?
食べ物、音楽、色、香りなど、人の好みは時の流れと共に変化します。
幼い頃の自分と現在の自分はまったく同じでしょうか?
外見、言葉、考え方、行動など、人のあり方も時の流れと共に変化します。
自分が変化し続ける中の本の一瞬、非常に気が合った人。お互いの変化と共に気が合わなくなっていくのは、自然なことではないでしょうか。お互いの変化を受け入れ合い、いつまでも仲の良い人たちは、本当に尊いなと感じます。
「相手に無理に合わせる必要はない」と私は思います。それと同時に「奇跡的に気が合った人がいるなら、その人と過ごす一瞬一瞬を大切に過ごしたい」と私は思います。
まとめ
最後に、あなたに質問をします。
いつまでも仲良くいたい人はいますか?
仲良くいれるように行動できていますか?
どうか、一時的な感情に支配されず、自分自身とじっくり向き合って答えてみてくださいね。
もしいるのなら、次はその方とじっくり向き合ってみてください。非常に大変ですが、この上なく価値のある時間になるはずです。
何をすべきか困った時は、ぜひこの記事の4パターンを読み返してみてください。
この記事を通して、あなたに何か良いものを届けられたのなら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。
またね (*´︶`*)ノシ
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