![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110706414/rectangle_large_type_2_95c8d27215712648e73b492325b05ab1.png?width=1200)
間食したくなったら思い出そう
これまでにも、何度か書いたことがありますが、歩けなくなると生活が激変します。
家族をはじめ、周囲の人にも関係してくるだけに、決して小さくない問題ですよね。
脅迫めいているようで、できれば言いたくないのですが、現状のまま過ごせば「数ヶ月で歩行困難に陥る」と判断した場合、伝えざるを得ないこともあります。
さて、今回ご紹介するのは、年始に「腰から脚にかけて痛みが酷い」とのことでお越しくださった方です。
その時は、骨格のバランスを変えて、負担(主に体重)が、掛かる部位を変更し、それなりに歩けるようになりました。
ただし、自重を分散させただけであって、決して治ったわけではないのです。言葉は悪いですが、苦肉の策と言っても差し支えありません。
従いまして、今後とも自力で何の制限もなく歩行するためには、速やかに体重を減らすことが絶対条件になります。
そういうわけで、「体重を減らせなければ、年内には自力で出歩けなくなる可能性が高いです」とお伝えしてありました。
数ヶ月経過し、再度お越しくださったのですが「また歩きにくくなってきたので治して欲しい」とのこと。
いや、無理です。何ともなりません。ぶっちゃけ、体重は減るどころか、増えてますよね・・・。
こうなっては仕方ありません。食生活の管理に介入する事にしました。
毎日何を食べているのか確認していきます。まずは朝食から。
『食パン1枚(蜂蜜かイチゴジャム)、野菜サラダ、ゆで卵、牛乳』
毎日蜂蜜、ジャムというのはどうなのだろう、と思いつつも、まぁ、許容範囲と言えるでしょう。次に昼食です。
『おにぎり1個、お惣菜少々、汁物』
少ないですね。全く問題ありません。最後に夕食を確認しましょう。
『ご飯一膳、お惣菜、汁物、ヨーグルト』
適量、もしくは、少なめでしょうか。栄養バランスを満たせば、模範的な食生活と言えそうです。とはいえ、この食生活をつづけていれば、平均体重を超えるはずがありません。
不本意ではありますが、さらに質問を重ねます。
すると、三食については上記申請の通りで相違ありませんが、間食をしていらっしゃいました。偏りなく三食の間すべてのタイミングで。
なぜ間食するのか訊ねると、「どうしようもなくお腹が空くから、間食をやめるのは無理」とのことでした。
いや、そういうことなら、食事の量を増やしましょうよ・・・。
ところで、お腹が空くのはどういう時かと言いますと、血液中の糖分が枯渇し、代わりのエネルギー源を確保するために、脂肪を分解しはじめるタイミングです。
要するに「空腹を我慢している間は脂肪が減少しつづける」という事になりますね。
そう考えれば、空腹の苦痛が和らぐどころか、お腹が減っている時間を愛おしく感じるようになり、間食も止めることができる・・・かもしれません。無理ですかね?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?