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夢日記の効果

皆さんは悪夢にうなされる事があるでしょうか?僕も以前は「悪夢をみて目が覚める」という事がありました。

当院をお越しくださるクライアントさんの中には、それこそ「毎日のようにみる」という方が、いらっしゃいます。もちろん悪夢ですよ?

できることなら、みたくありませんよね。毎晩の事になれば眠る事がストレスになってしまいます。

というわけで、今回のテーマは悪夢から逃れる方法です。

ただし、扱いが難しく、やり方を間違えると「悪夢にうなされる方がまし」という事態になりかねません。

メリットとデメリットを明記しておきますので、くれぐれも取り扱いにはご注意下さい。

なお、立場上お奨めは致しません、というよりもできません。実行するなら、あくまでも自己責任でお願いします、という事を予め申し添えて起きます。


1)悪夢から逃れる方法

至ってシンプルです。それは夢日記をつけること、それだけです。

肝心の夢日記とは何なのかを説明する前に「幽体離脱」と「明晰夢」をご存知でしょうか?

簡単に言えば元来夢日記とは、この2点を達成するための手段なのです。

その際、副産物的に手に入るもののひとつとして「悪夢から逃れること」が含まれます。

まずは、幽体離脱(ゆうたいりだつ)ですが、身体と意識が乖離した状態ですね。イメージとしては、金縛りの状態から、一歩進めて真上から眺めるような感じです。視覚以外の五感も機能します。

次に、明晰夢(めいせきむ)ですが、夢の中で「今夢をみている」という自覚がある状態です。こちらも、五感がしっかり機能します。

何とも胡散臭いお話ですね。一応商用アカウントだったはずなのですが、どうしてこうなった・・・。

ちなみにですが、僕は幽体離脱したいがために、2016年の7月初旬から夢日記を1ヶ月程つづけた事があります。

「何でまた幽体離脱?」とお考えになるかもしれません。ですが、職業上、案外身近な存在なのです。

皆さんの「整体」に対するイメージとはかけ離れているかもしれませんが、僕は頭蓋骨の矯正を中心に活動しています。すると、不可解な現象が起こるのですよ、いろいろと。

同業者であれば「1度は目指さないとダメだよね」と、おそらく納得して戴けるのではないでしょうか。

2)夢をみる方法

それでは具体的な方法を、と言いましても、日記をつけるだけなのです。夢の内容を記録するという事ですね。

そうは言っても、中には「夢なんてほとんどみないよ」と言う方もいらっしゃるでしょう。

ですが、心配は無用です。実際には一晩眠れば誰もが必ず夢をみています。覚えているかいないか、それだけの違いなのです。

平たく言えば「夢をみたことさえ覚えていない」という事になりますね。

眠りは、レム睡眠とノンレム睡眠に分類されます。ノンレム睡眠は、計測される脳波の状態により、さらに細かく分類されるのですがここでは割愛します。

簡単に言いますと、レム睡眠は「身体が眠って脳は覚醒している状態」で、一方のノンレム睡眠は「身体が起きて脳は休息している状態」です。

個人差はあるものの、おおよそ90分周期で、レム睡眠とノンレム睡眠が交互に入れ替わり、周回を重ねる毎にレム睡眠の比率が高くなっていきます。

たとえば、就寝直後の90分の比率が、ノンレム睡眠80分、レム睡眠10分だとすれば、明け方には、ノンレム睡眠70分、レム睡眠20分といった具合です。

それで、察しの良い方ならお気づきかと思いますが、夢をみるのは主にレム睡眠時です。脳が覚醒していなければ、夢をみる事はできませんから。

つまり、夢をみているレム睡眠時に目が覚めると、直前までみていた夢の内容を覚えている可能性が高く、ノンレム睡眠時に起きると何も覚えていないという結果になります。

従いまして、レム睡眠時に起きるように、就寝時間を調整をすれば済むお話です。

3)夢日記の始め方

さて、無事に夢をみる事ができたと思います。後は記録するのみですが、少しだけコツが必要です。

起きた直後は覚えていても、動き始めた途端、新たな刺激が脳に入り込んできます。

家族からの「おはよう」という挨拶がそうですね。テレビやラジオの音声ともなれば最悪です。夢の内容は一瞬で消し飛んでしまうでしょう。

それどころか、寝室の風景でさえ新たな情報なのです。不慣れなうちは、夢を忘れてしまうのに十分な刺激になります。

従いまして、目覚めても目は閉じたままで、つい先程までみていた夢の内容を反芻しましょう。簡単な事です。

次に、可能であれば、枕元に準備しておいたノートにメモ書きします。とはいえ、ご家族が近くいる場合は避けたいですよね?

挙動が不振すぎますから僕には出来ませんでした。そこで、目を閉じたまま1度反芻し、朝食の間にもう1度同じ作業を繰り返す事にしました。この際、家族からの問いかけには完全無視を推奨します。

経験上、会話してしまうと、夢の内容が泡のように消えていきますのでご注意ください。

その後、通勤の移動時に再度繰り返します。3度目ですね。そして、職場に着いてから実際に記録していきました。

4)夢日記をつけてみた

夢日記を読み返してみると、記録されていたのは23日分です。つまり1ヶ月程で継続を断念した事になります。

最初の2日間は箇条書きで、5日目までは100字程度です。

6日目からは、400字程度の文章になっていました。

内容に関しましては、支離滅裂で誰にも見せられません。

家族の誰かに読まれてしまうと、気味悪がられること間違いなし、発覚する前に隠滅した方が吉です。

それにも関わらず、未だに保存してある理由については日を改めてお話します。

16日目くらいになると、2万字を超える日までありました。この頃には文章として、ある程度まとまっています。

夢にありがちな、いきなり登場人物が入れ替わったり、いつのまにか違う場所に移動していたりという事もありません。

ここまで来ると、文字を打ち込むだけでも相応の時間を要します。従いまして、その日の都合で短く済ませた日もあるのでしょう。

記録した時間もバラバラですね。夜に書かれた日もあります。連続23日ではなく、何日か欠けているのですが、休日や時間を確保できなかった日も含まれているようです。

要するに「気ままに出来る範囲で日記をつけていた」という事になりますね。

5)夢日記考察

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特筆すべきは6日目、日記の一節にこう記されていました。

追いかけらるも、余裕を持って振り切る。楽勝。

前後の文脈から、悪夢をみていたと推察しますが、危機感は伝わってきません。

これは「悪夢であっても対処可能ならストレスにはならないため」と解釈できます。

記録によりますと、その後も、ド○ゴンボールさながら、空を飛んだり、エネルギー波を放ったりとやりたい放題です。とてもお見せ出来ませんが・・・。

その他、注目するべき点としては、味覚、嗅覚、触覚、聴覚と五感の全てを感知できていることです。

夢の中で頬をつねって、夢かどうか確認する描写は漫画や小説等で散見できますよね?

ところが、実際に触覚も感知できるようになりましたので、夢と現実の判別方法には適していないでしょう。

よくよく考えてみると、五感は全て電気信号として受け取り、それぞれの感覚として認識します。

そして、夢も電気信号に依存しているのです。それなら、夢の中で再現できない理由はありません。

これは余談になりますが、当時の僕が以下のようなメッセージを残していました。

寝る前に、第一、第二を非活性化、第六、第七を活性化すると捗る

あえて、ここでは解説しませんが、ヨガの心得がある方なら理解できるかと思います。

6)お奨めしたい記事

少し前にフォロワーさんが、以下の様な記事を投稿されてました。

興味深い内容が綴られていますので、是非ともご一読戴きたく思います。

その際、コメント欄にも目を通してみてください。夢日記など付けずとも、空を飛んでいる人が、けっこういらっしゃるのです。

それでは、空を飛べる人と飛べない人の差はどこにあるのか?それは「空は飛べるもの」と認識しているかどうかでしょう。

夢の内容は「忘れても問題ないもの」と無意識下で認識されています。ところが「覚えておかなくてはならないもの」だと認識を変えると、あっさり記憶できるようになります。

7)結論と致しまして

悪夢の画像

さて、ここで今回のテーマを覚えていらっしゃるでしょうか?そう、悪夢から逃れる方法です。

空を飛ぶことができるようになれば、殆どの危機的状況から逃避可能になります。

つまり「夢の中で空を飛ぶこと」を目標にすれば事足りるでしょう。目標に到達すれば、夢日記は終わりにした方が良いです。

夢の記憶が増えるほど、五感の感度は上昇し、夢の中で出来ることも加速度的に増えていきます。

ところが、良いことばかりではありません。例えば、痛覚を感知する精度が上がりすぎると悲惨な事になりますよ?

僕が夢日記を中断した理由は、以下の投稿に記しました。ご関心のある方は是非。

中断して以降は、1度も夢日記をつけていません。ただ、朝食時や出勤の移動に軽く反芻するのですが、これは現状を維持するためです。

なぜ現状を維持しようとするのか?それは夢日記に可能性を感じるからに他なりません。

例えば、ひたすら精度を上げ続けると、いずれは高確率で普通の生活は送れなくなると予想します。

ですが、歴史に名を残した偉人には、奇人変人説が付随しているケースも珍しくありませんよね?

「偉人になってやろう」という野望はありませんが、チャンスがあるなら深淵を覗いてみたいではありませんか。

最後に念を押しておきますが、決して夢日記を始める事をお奨めしているわけではなく、あくまでも紹介なのです。ご了承ください。


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