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よくあるグラブ選びの失敗

ご愛読ありがとうございます!

ナガミネスポーツの瀬畑です!

弊社では有名店さん程ではないですが諏訪圏で一番のグラブの在庫数を誇っており、圏外より多くのお客様が来ていただけるようになってきました!

またネット通販も開始しより多くの人にご利用していただけるように頑張っております!

そんな中グラブを持ち込んだこんなご相談もあります。

「子ども(小学生)が中々ボールが捕れないから状態を見てほしい。」

中には小学生から中学生に上がった際にご相談さえる事もあります。

ですがなぜそのような状況になってしまうか、防げる方法があるのか

ご説明していきたいと思います。

野球をやった事がある方、全く経験が無い方へ有意義な内容になっていると思います!

中々ボールが捕れないと言われる方のグラブの状態を見させていただくと

大体がこの下記の様な条件を持っている方がほとんど

「大きすぎる」グラブを使っている人、

そして大きすぎや指導で人差し指を「出していない」選手

がほとんどです。

ここで思い当たる親御さんや指導者の方がいるかもしれません。

ではなぜ大きすぎるグラブや指を出していないと取りにくくなるのか

それはポケットを潰してしまうからです。

手の足りていない選手はグラブをこのようになってます。

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見てもらえばわかると思いますが、完全に崖になってしまっています。

この状態でボールを入れようとすると…

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分かりやすいようにしていますが、実際にキャッチボールや打球をこの状態で捕る事は不可能

ボールを完全に「挟んで」しまっている状態に…

現在はあるメーカーで「挟み捕り」捕球という技法もありますが、上記画像の状態とは全く違います。

次回ご紹介させて頂きます。

気を取り直しまして、これではボールを「捕る」事は非常に困難になります。

実際にグラブの手の中ではこのような状態

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手の大きさが足りずに指先を曲げて無理やりグラブを曲げてしまっております。

実際事問題は高校生レベルになっても発生しております。

ネット通販は便利ですがこのような状況になってしまう事は多々あります。

そのグラブがどれだけ大きく指がどれくらい入るか、フィット感はどうなのか。なかなか分かりませんよね?

では手が入ってなく変な握りになるとグラブはどうなっていくのか…

グラブ捕球ではこのような事になっていきます…

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これではボールを捕る位置はウェブのみになります。

お客様に「指の動きを意識してウェブでなるべく捕らないようにしてみて下さい。」

とご指摘させていただくと

「ウェブで捕るのだと思っていた」や「子どもには無理じゃない?」

と言われることが多いですが

以前お世話にいるお客様のジュニア用グラブを型付けしてお渡しした際に

しっかりと親指寝かせないように立たせてボールを捕るように「意識」してほしいと

アドバイスさせていただいたところ

数か月後お父さんが見えられ、色々お話をさせて頂いたら

「ファーストに転向した」と

なぜかと聞いてみたらグラブを変えてからボールを捕れるようになったから

安心感があるからファーストになったと聞きました。

グラブも見せて頂くと…

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実際の写真が無くてすみません( ;∀;)

このような状態となっておりました。

ウェブの擦れはほどんどなくポケットをしっかり使えていて間口(親指と小指の距離)が非常に広くボールが入るとこんな感じです。

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ボールをしっかり納めるスペースがしっかりあり、土手でも捕球できるようになっています。

しかもその後2年間紐が切れる事はありませんでした。

ですのでウェブはあくまでグラブの形を付ける為や球際の引っかかる際に使用する為です。

ウェブ捕球を繰り返していると下記のような状態になります。

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画像8

また革は擦れが一定条件を超えると白くなってきます。この状態は破れてしまう条件にかなり近い状態。

上記の様に捕球面の破れ、紐切れ、ウェブ破れ等が発生してしまって修理をしないといけない状態になり、紐を外したり、直したり、場合によっては当て革を中に入れたりすると今まで使い込んできたグラブの「型」が変わってしまいます。

柔らかい部分と硬い部分が混在するので一体感が出ず使いにくくもなります。

メーカーもよく3年間使用できる耐久性を…と言いますがこれは

(適切な捕球位置で使用していれば)3年間使用できる耐久性を…と言っているようなものです

先程も言いましたがウェブはあくまで捕球の際にギリギリになった時に助けるものなので、

常時」捕る部分ではないという事です。

これは子どもの頃に「ポケットで捕る感覚」を養う事が出来ずに、中学高校になってもウェブで捕り続けてしまう選手が増えている原因であると考えています。

某有名グラブメーカーの直営店に昔お邪魔して話しをさせて頂いたときに(もちろんコロナ感染拡大の前2年以上都心に入ってません。)

グラブの形は十人十色ですが、守備の上手い選手の共通点はウェブに引っ掛ける事が少なく、ポケット捕球をしっかりしている

と言っていました。まさにその通りだと思います。

ですので、少年野球で使うグラブは絶対に大きいグラブを使用する事はNGです!!

すぐ使えなくなるのが嫌だと聞きますが、ホームセンターに打っているような合成皮革の様なグラブでは耐久性が気になると事ではありますが、例えばミズノのSサイズやMサイズは体の大きさにもよりますが小学生いっぱいまで使える事がほとんどです。

ですので、チームの選手のグラブをチェックして下さい!!

場合によっては、グラブの使い方、選び方が悪いだけでボールが捕れなくなる可能性が大いにあります!!

長文になってしまいましたがいかがでしたでしょうか?

是非技術向上や道具の理解を深めて頂ければと思います!!

道具じゃないという人はいますが、あくまで野球はいかに道具を「うまく扱うか」も必要だと思います。

次回は握り潰した際に起こりうる守備の影響についてお話していきます!

次回もこうご期待!

ナガミネスポーツ 瀬畑

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