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中島知久平の「必勝戦策」

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中島知久平が死去して70年が過ぎたので、著作権フリーのパブリックドメインになりました。そこで、巨大爆撃機「富嶽」を生産して運用する論文、「必勝戦策」を公開し、長島が取材で得た知識…
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#第二次世界大戦

中島知久平の「必勝戦策」の内容を出すことにしました。

 どうも。中島飛行機で隼や疾風を開発した小山悌さんを主題に置いた本を出した長島です。  …

「必勝戦策」に入る前の予備知識

 てなわけで「必勝戦策」の内容を発表するのですが、事前に大まかなアウトラインをひきたいと…

中島知久平の「必勝戦策」。2ページまで

 てなわけで本文を開きます。旧仮名遣いです。  はい。目次だけでも読み慣れていない旧仮名…

中島知久平の「必勝戦策」。第一、日本の国防態勢

 まずは画像を上げときます。  見直して気づいたのは、これは知久平さんの手書きということ…

中島知久平の「必勝戦策」。一、生産戰ニ因ル國防ノ危機。 5ページまで

 ヘッダーの画像は、つい先日、ラジコン飛行機模型の大会、というか集まりに出場した富嶽です…

中島知久平の「必勝戦策」。7ページまで。謎の空白

 はい。まずは画像を上げます。ページの真ん中部分は見づらいですね。強引に折り目をつけるの…

中島知久平の「必勝戦策」。9ページまで

「必勝戦策」の下部を書影に上げました。シミらしきものがありますね。「必勝戦策」以外にも、当時の紙資料が保管されている場所をいくつか知っています。  私はその手の資料に遭遇するたびに「市の文化財課に保存してみてはどうでしょうか」と提案しているのですが、「倉庫に眠るよりも、あなたのような変わり者のために保管しているんです」みたいな返答をよくもらいます。  市町村の「文化財課」は人の移動と物の移動が起きる時に、その時に失ってしまうの事がチラホラあるそうです。それが巡り巡って私の

中島知久平の「必勝戦策」。第一、の、一まで

 ヘッダーの画像は中島飛行機の社章です。この社章は天皇陛下の行幸が決まり、社内公募で採用…

中島知久平の「必勝戦策」。15ページまで

 前回、知久平さんがいう「空の要塞」はB-17型爆撃機のことです。  第二次世界大戦が始まる…

中島知久平の「必勝戦策」。第一圖 昭和十八年航空航防戦状況

 まずはページを上げまーす。  打ち込みまーす。  所で之等の飛行機に対し、如何に攻防戦…

中島知久平の「必勝戦策」。第二圖昭和十九年航空攻防戦状況

 前回、「第一圖」を出した時に、地図に「航空航防」と書かれていたので、「当時の航空用語や…

中島知久平の「必勝戦策」。第三圖 昭和二十年航空攻防戦状況 23ページまで

 それでは「第三圖」を頭に叩き込んで必勝戦策の続きを読んでみましょう。  次は昭和二十年…

中島知久平の「必勝戦策」。二、の終りまで

 では続きをアップしまーす。  打ち込みまーす。 重大なる運命に逢着するのが憂が多分にあ…

中島知久平の「必勝戦策」。三、歐州戦局ヨリ波及スル國防の危機

 続いて、知久平さんが説明する「三大敗戦要因(※私の造語です)」の3つ目である、「歐州戦局ヨリ波及スル國防の危機」を打ち込みます。 三、歐州戦局ヨリ波及スル國防の危機  日本の戦争は大東亜戦争である、大東亜戦争こそ勝ち抜かなければならないと、皆張り切って居りますが、欧州戦局に対しては多少他處事の様な感じを持っているものがないでもない様に思われるのであります。大観すれば、大東亜戦争と云うものが単独に存在すると云うことは有り得ない、要するに、大東亜戦争は世界戦争の一環に過ぎな