動画配信はライフスタイルです

メタな話になりますので、ご了承ください。

僕がVTuberになった訳をちょっとだけお話ししようと思います。

僕と同じ屋根の下に住んでいる人も動画配信者です。
僕より先に始めてて、僕より伸びてる人です。
配信する様子はとてもとても楽しそうですが、僕にとってその行為は残念ながら手放しで歓迎できるものではありませんでした。

配信は深夜になることが多く、僕が寝ている時間、その間も大きな声で話し続けるし、配信をしない日も別の配信者さんの動画を子守唄の代わりにスピーカーで流しているので僕は寝るときに耳栓が手放せません。
別の部屋で寝られるほど間取りに余裕があった訳も無く。
最近は僕が頼んだらヘッドホンに切り替えてくれることも増えましたが。

一緒に生活するにあたっての伝達事項はプライベートな、配信に乗るべきでない情報を多く含むため配信中は伝える時間帯にいつも気を使います。
こちらがゲームの終了をひたすら待つしかないことの方が多いです。
マッチングした他人に申し訳ないから、ゲーム終了を待たずに退室したら評判が下がるから、配信に楽しくない会話を乗せたくないから。

いつの間にか、他人とマッチングして行う、そこそこ時間のかかるゲームが嫌いになってました。一人でできて、いつでも中断できるスマホゲームしかできない人になってました。

―配信ってそんなに楽しいのかな、ずるいぞ。

そんな感じで、気が付いたら今です。えへへ。
最初は復讐してやる、君が僕を今まで配信の都合と言って無視してきた分無視し返してやる!というつもりがちょっとあったんですが、いざやってみると「僕にはやっぱりできない…………!!」ってなっちゃいました。ヘタレですねー。まあ単純に体力とか睡眠の確保との兼ね合いが厳しくそこまで頻繁に活動できなかったというのもかなり大きかったんですけど。

あ、だったらもう別で暮らせよというお話は無用でございます。そこは今回本題じゃ無いんです。

で、実際にできる範囲で僕自身が動画配信やってみた結論としてはリアル、バーチャルを問わず動画配信はただの趣味の範囲で済むことではなく、ライフスタイルを丸ごと変えるような行為なんだなってことです。やっとタイトル通りのお話ができましたね。
例えるなら今まで人生に推しがいなかった人に推しができて、推しのスケジュールを中心に一年が過ぎるようになる、とか。同人誌文化に魅せられて、コミックマーケットに合わせてお休みできる職に就くとか。そういうレベルの人生を丸ごと変えてしまいかねない、くらいの大きな出来事なんだってことです。

大きな出来事なので、大なり小なり周囲との摩擦は生じると思います。ただ、
推しの活動休止やスキャンダルで受けたショックで休みたいと打ち明けたことに対して職場が神対応だとか。
盆暮のコミケに合わせてお休みをとることが認められてるとか。
動画配信もゆっくりとでもいいから、そんなかんじに受け入れられるようになったらいいなあと思います。

家族持ちのVTuberとか配信する人はみんな、家族を大事にしようね!
無理しないでね!睡眠の邪魔はしちゃだめだよ!

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