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公認会計士独立1年目のリアル

こんな大変な時期にぼくの記事を見つけて頂きありがとうございます。会計士を目指している受験生の方、独立を考えている方の少しでも参考になれば嬉しいです。

ぼくは群馬で従業員1人の会計事務所を経営している公認会計士・税理士の長島祐太と申します。

今日は独立1年目の確定申告がちょうど終わったところ(2週間くらい前)なので、①業務内容、②収入、③働き方の3つの視点で振り返ってみようと思います。あと、もう5月になるとこですが2年目の抱負的なのも書いてみようとも思ってます。

①業務内容
受注した業務の内訳はIPO関連業務5割、経理支援業務4割、監査業務1割という状況でした。

IPO関連業務は、グループ会社の経理体制構築×2社、Ⅰの部作成(経理の状況)、3点セット作成×2社、内部監査(1日だけ)、簡易課題調査をやりました。
本格的に上記の支援業務をひとりでやるのは、はじめてだったので、いろいろ大変でしたが、事故なく無事に終えられてよかったです。なお、これらすべての業務は会計系コンサル会社様からの受注案件でした。

経理支援業務は、決算短信の作成、事業報告の作成、有価証券報告書の作成、訂正報告書等の開示書類の作成をやりました。また、経理部員の退職に伴いボロボロになった帳簿の整理もやりましたね。
開示書類の作成は前職でもやっていたので、はじめてではなかったのですが、ビジネスの理解も不十分な会社の開示書類を短期間で作成するのは厳しかったですね。帳簿の整理も赤残、不明残が大量にあってパズルをとくようでした。帳簿の整理は友人からの紹介、それ以外は会計系コンサル会社様からの受注案件でした。

監査業務は、準大手監査法人、小規模監査法人、個人会計事務所の手伝いをさせて頂いていました。上場会社、金融機関、非営利法人に関与させて頂きました。独立している会計士の先輩方といっしょに仕事をさせて頂くこともあり、事務所経営のなんたるかを学ばせて頂きました。

こうみるとけっこう色々なことやらせてもらったなぁ。。
あと、上記のほとんどの現場が東京だったので、毎日のように群馬から2時間ちょっとかけて東京にいってましたね。。

②収入
収入はサラリーマン時代よりよかったです。(一番よかったのは監査法人のシニアスタッフ時代です)
ただ事務所は自宅兼なので家賃はかからないですし、広告宣伝もしていないので、ほとんど経費がなく、税金きつい・・・
源泉もほとんどなかったので納付が大変。

③働き方
現場作業9割、在宅作業1割という感じでした。
監査業務は近年の働き方改革の影響で遅くまで残業するということは少なかったです。それ以外は請負的な仕事だったので成果物が完成するまではエンドレスでしたね。何度も2時くらいまで仕事して、ホテルに泊まって、翌朝9時からまた仕事といったことがありました。(何度も。。)
ホテルがなくて漫喫にとまったこともありましたね。あれは全然つかれが抜けなくて、相当効率が悪いので今はやばそうなときはホテルをおさえています。。

2年目の抱負
コロナの影響でこの先どうなるか心配ですが、2年目は1年目に引き続き紹介案件(下請け)をたくさんこなして、自分が元請けとして受注できる業務の幅をひろげていきたいと思ってます。同時に税務業務、補助金・助成金申請、資金調達支援もやっていきたいし、包括外部監査、指定管理者選定委員等の公的な仕事、社会福祉法人、NPO法人等の非営利法人関連の仕事もやっていきたい。

上記のような自分のやりたい仕事をやるためにもマーケティングを頑張らなきゃ。。オンライン、オフライン両方で。

あと高崎にオフィスを借りてしまったので(本格移転は8月)、家賃負担がだいぶ重くのしかかってくるようです。

つらい時期だけど2年目もがんばっていきます。
がんばっていきましょう。



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