なんだかんだ本だし

自分がピン芸人をやる場合の芸名ではない。
まして味の素からの刺客では断じてない。

単純に本だしの素晴らしさを語りたくなったのだ。

何と言っても美味い。
和食はもちろんだが、誰と組み合わせても見事な調和を見せてくれる。

料理を輝かせるだけ輝かせて、何もなかったかのようにキッチンでくつろぐその姿は、智弁和歌山の練習に顔を出し今夏の甲子園優勝を掴むきっかけをつくったイチロー氏を彷彿とさせる。

彼は言った。
「日本で1番強い高校を見たい」と。
結果本当に日本一になった訳だから流石としか言いようがない。

本だ氏（本だし）もきっと1番美味い料理を見ておきたかったのだ。

彼の手にかかれば、
つい甘くなってしまいそうな卵焼き君も、
2年生になってからパンチが足りなくて伸び悩んでいるパスタ先輩も、甲子園を目指してチームを牽引してきた炒飯キャプテンだって美味しく仕上がる。

具材こと選手たち（の味）をまとめ、食卓という名の甲子園を沸かせる。
彼はまさに海外に誇る日本の宝だ。

今日もどこかで栄冠が君（黄身）に輝いていることだろう。