【神が教会をつくる理由】
「キリスト教の精髄」からの学びです。
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こういう疑問が出るかも知れない。
なぜ神は、敵の占領下にあるこの世界に、姿を変えて上陸し、悪魔をひそかにやっつけるために秘密結社のごときもの(教会)を作る、というような廻りくどいやり方をしたのか。
なぜ力ずくで上陸し、侵略しないのか。
神はあまり強くないからか。
クリスチャンたちは、神がやがて力ずくで上陸してこられる、と考えている。
それがいつかは分からないけれども。
だが、神がなぜそれを遅らせておられるのかということについてなら、わ
れわれにもどうやら想像がつく。
神はわれわれに、自発的に神の陣営に加わるチャンスを与えようとしておられるのである。
連合軍がドイツに進軍してくるまで何もせず、その時になって自分は連合軍の味方だったなどと言い出すフランス人を、わたしたちはあまり高く評価しないだろう。
神はかならず侵略してこられる。
だが、神が正面切って堂々とこの世界に介入してくることを望む人たちは、神が実際に介入してきたときどういう事態が起こるか、ほんとうに分かっているのだろうか。
神の介入が実現する時、それは世の終りである。
作者が舞台に出てきたら、芝居はもう終わったのである。
神は間違いなく侵略してきたもう。
だが、そのときになって、わたしは神の味方でした、などと言って、それがいったい何になるというのか。
その時全自然的宇宙は夢のように溶け去り、何かがーーーわれわれのかつて思い浮かべたこともないような何かがーーーすさまじい勢いで押し寄せてくるのである。
それは、ある人たちにとってはあまりにも美しく、他の者たちにとってはあまりにも恐ろしいものであって、そのときにはもういかなる選択の余地もわれわれに残されてはいないのだ。
なぜなら、そのときの神は、もはや姿を変えた神ではないからだ。
それは、あまりにも圧倒的なものなので、すべての人間に、抵抗しがたい愛か、さもなければ抵抗しがたい恐怖を、叩きつけずにはおかないだろう。
その時になって敵味方を決めようとしても、もう遅すぎる。
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痛みのある世界に住んでいると、もっと神が前面に出て、悪を退治してもらえればいいのに、と思うことがあります。
でも神がこの地上に来られる時はすでにもう世の終わりになる。
では神が来られることを遅らせる理由の一つは、むしろ一人でも多くの救われる命を待っておられるからではないか。
だからこそ改めて一人でも多くの人に福音を伝えていきたいと思わされました。
今日も最高の1日を😄
God bless you〜(神の恵みがあなたにありますように)
長瀬雄大
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