原因追求思考の問題点とは?

先日学んだことがありました。

それは、
直線的思考と円環的思考
です。

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直線的思考とは、
問題を原因から考えること。

例えば、
問題→我が子が不登校になった。
原因→親の育て方が悪い・子が発達障害・担任がしっかりケアできていない
などです。

おそらくほとんどの場面(職場、家庭、教会など)でこれをやります。

物事を単純化できてわかりやすいですが一つ問題があります。
それは、
悪いもの探しになりやすいこと。

単純化し、原因を取り除く思考になります。
そして大体の場合、〜べき論の攻防になります。

母親は育児に専念すべきだ
父親はもっと子育てに関わるべきだ
担任は一人一人もっと時間をかけて生徒を見るべきだ
と。

原因探しになるため、自分を守るために防衛の会話をするようになり、結果生産的な会話が出来なくなります。

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円環的思考とは、
個人の問題に焦点を当てるのではなく、家族や組織を1つのシステムとして捉えようとしたところです。

例えば、先ほどの不登校であれば、
母親が厳しすぎた→ストレスから学校で不機嫌になり友人関係に影響→母親の心配が増えた→父親に相談するが「仕事で忙しい」からなんとかしてくれと言う→母親は父親ももっと子育てに関わるべきだ→夫婦喧嘩が増えた→母親はそのストレスからさらに子供に厳しくなる→子供はストレスをうけ学校でますます不機嫌になる、、、、
というものになります。

こう見ると、単に誰が悪いではなく、皆当事者であるということです。

この考えの特徴は、
・問題の原因を1つに断定しない
・人間の関係性に注目する
・過去ではなく、現在として捉える
というものです。


特に仕事とかは、スピードを求められるので直線的思考に陥りやすいです。

でもそうすると、よく報告会とかで顕著に現れやすいですが、売り上げが下がった、とかになると、誰が悪い、という思考が働き、皆自己弁護を始め、事実とは違った報告をしたりして、結果、本当の原因が分からなくなることがよくあります。


自分も直線的思考で、問題が起こったら、誰が悪い、とすぐそういう思考になりやすいので、気をつけたいと思いました。


今日も最高の1日を😄
God bless you〜(神の恵みがあなたにありますように)

長瀬雄大

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