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今シーズンもジレンマの対決がはじまる

あと数時間で大宮アルディージャホームでのVファーレン長崎戦がはじまる。
長崎に住み10年近くV長崎を見続けているのでV長崎への愛着は強い。
佐藤由紀彦がV長崎にいるのを知ったときからV長崎観戦がはじまり、J2昇格時に彼が故松田直樹選手のユニを着てカップを掲げたのを見て、それから彼が長崎を離れるまで由紀彦の10番ユニだった。彼が引退してからは頑張って大物になってほしいと大男GKの大久保択生の1番ユニ、彼がFC東京に去ってからは、古株になりつつあった高杉亮太の4番ユニで通してきた。

2017シーズンに面白い選手が入ってきた。来た時はそんなに気にならなかったが、練習見続け、試合に出だすとなんとなくワクワクさせる選手だった。それが翁長聖。4節の金沢戦でプロ初ゴールを決めて、すぐそのあとに4コマ漫画「スーパーさぶっ!!劇場」にも描かれたすごいオフサイドをしちゃった新人。右サイドバックの飯尾龍太郎と左の翁長のイケイケ駆け上がりをどれほど楽しんだことか。そのころから翁長の28番も高杉の4番の上に重ねて巻くやり方で応援してきたが。2020年には4番も28番もいなくなった。

昨シーズンは翁長が移籍した大宮の試合を長崎の試合以上に何度も見て翁長がどのような使われ方をし、どう成長していくのか見続けた。そのためか大宮への愛着が思っていたより強くなっていて、気になる気になる。
今シーズン、監督が変わった大宮。監督さんは高木さんと違って割と自己戦術のアピールをするタイプのようで、開幕戦のスタメンを見てびっくり。どんなに考えても、昨シーズンのスタメンがこのスタメンにスキルの競争で負けるとは思えないのでご自分のお披露目スタメンだなあと。ところがホーム初戦もびっくりスタメン。そんなにけが人が多いの?と思ってしまうほど新人さんばっかり。まあ監督のやりたいことを表現しやすいのは色のついていない若手の方が使いやすいからだろう。ただ相模原戦で、2年後にしか大宮の選手にならない特別指定選手を使ってきた時はさすがになにしてんの!と思ったけど。京都戦あたりから翁長、スタメンで出だしたけど、相模原戦では右SB。右もできるけどさ。これで左の2年後にしか来ない特別指定選手側で攻撃を作ろうとするから、翁長はどうしても守備重点にならざるを得ない。翁長の特徴は自分で運べて攻撃まで絡めるところなので、もったいない。新しく来た馬渡が攻撃好きなSBと自称しているが、翁長は語らないけど攻撃大好きだよ。FW出身だからね。プレーを見ればわかると思うけど。
それでも、翁長くん、今シーズンも新しいチャレンジを始めているね。
切れのいいインターセプトからすばやい持ち上がり。走力が活かせるインターセプトを何度かみせた。昨シーズンの彼の個人データでインターセプト回数が0だった。この数字が気に入らなかった?負けず嫌いは早速そこにチャレンジしたねと思ったけど。
そんな思い入れの強い翁長と大宮アルディージャ。

長崎も大宮も、今なんとなくモヤモヤとした時期だ。長崎はこれほど豪華メンバーを持っているのにいまひとつ結果に繋がらない。大宮もまだまだスタメンさえ決まらない状況。
どちらも勝ってモヤモヤを晴らしたいと思っているだろう。

個人的にはチームへの思い入れはやはり長崎のほうに歩がある。だが、選手への思い入れは翁長に歩がある。これに小野、山田、河本あたりの一人でも加わると、ぐっと大宮に傾くなあ。

どちらにしてもいい試合をみせて欲しい。
そろそろスタメンが出るころだ。


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