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牛丼チェーン店の美味しいうなぎを選ぶ3つの観点

今年は7/21(火)が土用の丑です。土曜の丑といえば「うなぎ」ですが、なかなか高価なもの。そして、忙しくて食べにいく暇がないという方も多いのではないでしょうか。

そんな時に嬉しいのが、牛丼チェーン店のうなぎ。1人前800円程でサクッと食べられる庶民の味方ですが、実際のところ、品質はどうなのでしょうか。

このことについて、今年だけでも40種類以上のお取寄せうなぎを食べ比べた私ですが、あるお店に関しては、それらと比較をしても、むしろ良い方と言える品質で驚きました。ただし、各社でかなり差がある結果でした。

ですので、ちゃんと選べば手頃ながらもそれなりに美味しいうなぎが食べられるのが牛丼チェーン店といえます。

では、選ぶ際に何を気をつければよいのでしょうか。

牛丼チェーン店の場合、うなぎの蒲焼きは大量生産されますので、品質はある程度一定となります。つまりは、メニューやポスターの写真と同品質の蒲焼きが出てくる可能性が高く、写真が手掛かりになりやすいのです

では、写真のどのような点を見れば良いのでしょうか。それは次の3点になります。

①うなぎの幅
 1点目はうなぎの幅です。うなぎの横幅に関しては、一般的に広い方が美味しいうなぎと言われます。
 トップ画像は、左から吉野家、すき家、松屋の順でうなぎ弁当を並べた写真です。なお、吉野家に関しては、半身を3枚横に並べたものとなっています。こうして見ると各社横幅が違うことが分かるかと思います。
 メニュー等の写真でも、うなぎの幅がより広そうなお店を選ぶとよいでしょう。


②うなぎの厚さ
 2点目はうなぎの厚さです。うなぎの厚さにより、厚い方がふっくら、薄い方がしっとりした食感になりやすくなります。
 どちらが良いか悪いかはいえず、好みで選ぶと良いでしょう。
 ただし、厚い場合はふっくらといいつつも硬いこともあるので注意が必要です。取り分け皮の部分が丸まっているものは硬いことが多いので確認しておきましょう。


③地域ごとの嗜好の違い
 3点目は、写真の見方と少々違うかもしれませんが、好きなうなぎの味が地域によって違うという点です。

 うなぎの蒲焼きは、蒸して柔らかくしっとりと仕上げた関東風、地焼きのみで表面はパリッと中ははふっくら仕上げた関西風、といったように地域によって求める味が違い、関東風と関西風の境目は、静岡県と愛知県の県境あたりと言われます。

特に上記の②の点を見る際に、関東風の地域の方はより柔らかくてしっとりとしている薄めの蒲焼き、関西風の地域の方はふっくらしている厚めの蒲焼きを選ぶと好みと合う可能性が高くなるのではないかと思います。(好みはもっと細かな地域ごとや各個人で異なるため、あくまでも目安ですが。)

 また、牛丼チェーン店の場合は、広い範囲で一律な味として展開がされます。「自らが展開する店舗の多い大消費地を中心に万人ウケする味」を目指してつくられているのが牛丼チェーン店のうなぎです。この点を考慮すると近くに多店舗を展開するチェーン店を選んだ方が口に合ったうなぎに当たりやすいとも言えるでしょう。

 例えば、東京の築地発祥で現在でも東京都の店舗数が多い「吉野家」と関西を中心に展開する「なか卯」では、やはりうなぎの味も大きく違ってきます。

 牛丼チェーン店だけに限らない話ですが、このように地域性を考慮すると美味しいうなぎにありつきやすいです。

 以上、「牛丼チェーン店から美味しいうなぎを選ぶ3つの観点」を述べてきました。なお、「吉野家」「すき家」「松屋」の詳細な比較については、有料の別記事で取り上げる予定ですので、そちらもチェックいただけたらありがたいです。

 皆様が美味しいうなぎを食べられることを祈っております。

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