ナトリウムと食塩とめっく
『食塩1g=17mEq』ってなんで?
生理食塩水154mEq/L、リンゲル液130mEq/L
生理食塩水1L投与すると食塩9g負荷していることになります。
どうやって計算するのかしら?と思う人もいるはず。
ということで、どこかで習った原子量とmEqとかの話。
その昔、学んだ理科の話を思い出しましょう。
Naの原子量 23
Clの原子量 35.5
NaClの原子量 23+35.5=58.5
NaCl1g=(1/58.5)*1000=17mEq になります。
『ナトリウム1g=食塩2.54g』ってなんで?
ナトリウムNa1gは、
塩化ナトリウムNaCl 58.5÷23≒2.54g です。
ちなみに、塩化ナトリウムは食塩ですよね。
コンビニのおにぎり1個は、だいたいナトリウム500mg前後。
Na500mg×2.54g=食塩1.27g
おにぎり1個で約1.3gの食塩摂取。
高血圧症や心不全、慢性腎臓病などの場合、
塩分6g/日未満に制限する必要があります。
『ナトリウムNa ≠ 食塩NaCl』
ですので、間違ってはいけません。
ナトリウム500mgだから、もう1個おにぎり行ける~♪と思っていると、
いつの間にか塩分過剰摂取になります。
栄養成分表の罠です。
(書いてある内容は間違ってないので、罠ではないか…)