私が独立を決めた理由

こんにちは!
私の名前は横田竜一、自営業2年目の27歳経営者だ。
年商は有難いことに初年度から億を越えた。
ただ今回伝えたいのはそんなことではない!

この記事は、
▪️起業したいけど一歩を踏み出す勇気がない
▪️今の環境に不安や焦りを抱いている
そんな人に是非読んで欲しい。

このnoteをキッカケに1人でも多くの人が、前を向いて言葉だけでなく行動してくれると嬉しい。

初めに書いていくのはサラリーマンに対する私の見解だ。
結論から言うと、
サラリーマン自体はやって良かった。
話し方、ビジネスの進め方、対人折衝能力。
お給料をいただきながら、これだけのことを学べた環境には感謝しかない。
綺麗事抜きで、サラリーマン時代を経ずに独立をしていた場合、
2ヶ月と持たずに会社は潰れていたに違いない

ただその中で感じた葛藤もあった。
代表的なものとしては2つ
1.組織が大きくなることの弊害
2.サラリーマンの搾取構造

について書いていこうと思う。

1.組織が大きくなることの弊害


これは私の2社目の時の経験談だ、
私は1年目の新興のシードベンチャーに50人目の社員として入社した。

当時は営業スキームや管理スキームが全く整っておらず、
全てが手探りでやれることを全力で探しては、突撃するというシンプルなモデルだった。
見る人によっては企業としてやばくね?と思うかもしれないが、
私にとっては白紙の業界に地図を書いているような心地がして非常に気持ちが良かった。
そこからの1年間は土日祝、正月問わず馬鹿みたいに仕事だけをしていた。
その結果、企業売上は年間1300%成長、社員数は200名近くまで増え、
0からはじまった企業がたった1年業界トップに立ち、私は組織内でもトップの成績だった。
その時の感情の昂りや興奮は今も忘れられない。

しかし企業にはフェーズというものがある。
組織がいざ大きくなってくると会社も守備を覚える。
組織として考えた時にそれは真っ当な考えかもしれない。
今まで突撃しかしていなかった私はそこに違和感を覚えた。
当時の会社は業界1位にはなったものの、2位3位の会社とは僅差だった。
間違いなくあの時に更に攻めの姿勢を貫けば、
断トツの1位となり、市場でも圧倒的地位を築けたと思う。
今までは良くも悪くも整備されていなかった会社が整備され、
マニュアル化が始まった。
優れたマニュアルによって長きに渡り栄華を築いた企業はいくつもあるので、マニュアル化に対して一概には言えないが、この会社に関しては最悪の結果を招いた。
社内全体にも1位をとった気のゆるみか分からないが、所謂社内ニートが大量発生していた。
サボっていても目立たない評価体制や過度にコンピテンシー評価に比重を置いた忖度人事など、
ツッコミ所は山ほどあった。こんなことは言いたくないが、
仕組み化後は、外から会社を覗いた時に魅力的な社員は誰一人としていなかった。会社の看板が強くなるとどうしても奢りや慢心が生まれるが、それを自分の力と勘違いしてはいけない。
あくまで組織の人間である限りは、会社の力を使って仕事を貰っているに過ぎない。
その結果、一時は売上は減少し社外の評判も低下した。
私は何度も警鐘を社内で鳴らしたが、その声が上に届くことはなかった。
組織が大きくなる弊害として、現場とマネージャー陣の感覚の乖離は大きくなり、意思決定も慎重になる。それは組織として見た時は、仕方がないことかもしれない。ただ新型コロナウイルスが社会に示したように、今必要なものは仕組み化ではなく、
有事に対してもすぐに順応できる組織作りを目指して欲しい。
今後社会が求めるのは組織に順応する人材ではなく、変化に順応出来る人材だ。

2.サラリーマンの搾取構造


先ず衝撃的な事実として、
日本企業の1990年以降の30年間の総売上はずっと横ばいだ。
売上とは会社の信用力とも言われ、受注や取引先が増加すればするほど膨らむものだ。
しかしながら純利益は増加している。
ポジティブに捉えれば、かけた工数に対してのパフォーマンスがあがっていると捉えるべきだが、
サラリーマンの給料は年々減少し、社会保険料や消費税は引き上がっている。
これが意味するところとしてはサラリーマンから搾取される量が増えている為、サラリーマン自体が相対的に貧乏になっているのだ。
私も会社在籍時には、単月給料の1000倍以上の利益を単月で出していたが、
実績に見合う給料をいただいたことはなかった。
勿論、私も1経営者として会社を見た時にパフォーマンスが高い社員もいれば低い社員もいる。
内部留保を持つことで会社の余力を残したい考えは非常に良く分かる。
その為、固定給をいただいている以上は安心の担保として利益分をとられているとも解釈できる。
しかし、これは本当に安心を担保しているのだろうか?
今やコロナウイルスの影響で1万件もの会社が潰れる見込みすら立っている。
失業者数も100万人に迫る勢いだ。
これを見ても、終身雇用の考えを鵜呑みしているのは思考が死んでしまっていると言っても過言ではない。
そう、会社は守ってくれないのだ。
仮に、年収400万円だとして、10年間勤務した場合の過処分所得は約310万だ。
1年間を12等分した場合、310万/12ヶ月=25.8万
東京で住む場合は1ヶ月で8万円は家賃がかかる。
交際費等々を考えると月に貯金出来るのはせいぜい10万円程度だ。
そう考えると東京でマイカーやマイホームを、
サラリーマンで購入するのはかなり難易度が高いと言えるだろう。誰かを悪者にする気は毛頭ないが、サラリーマンだけで食っていける時代は終わったのだ。

3.起業へ


上記2点が私が起業に踏み切った理由である。
私の性格上、人生の舵は自分できりたいと思い独立した。
サラリーマンの全てを否定する訳ではないが、
私に関しては独立してからの人生の方が充実していると断言できる。
人を変えるのは難しいが、自分の行動を変えるのは今からでも出来る。
自分の行動を変えると周りの行動も変わる。
部下は上司の背中を見て育つ。尊敬できる要素や直向きな動きは誰が見てもそう感じる。
部下が期待通りに動いてくれない、期待ハズレと思っている人間は、
必ず部下にもそう思われている。
私も独立してまだ間もない立場ではあるが、
少なくとも言葉だけでなく行動で見本を示せる存在であり続けるつもりだ。


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