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ヨーロッパ・北欧旅の記憶

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世界中を旅しているように見えて、実は内心は孤独で不安になる瞬間がある。ポジティブな一面だけでなく、リアルな旅の経験を共有します。
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#日記

ウクライナ世界遺産の街のススメ。古都リヴィウからオデッサ【都市探訪】

ウクライナ西部 リヴィウへ移動するリヴネを後にして次に向かったのがウクライナ西部に位置し、世界遺産にもなっている古都リヴィウ。 この街は中世にはポーランドやオーストリア=ハンガリー帝国に属していたこともあって、ウクライナの中ではかなり西欧の影響を受けた場所であるようです。 リヴネからリヴィウまでは、電車で3時間程度。 あっという間に着いてしまいます。 チケットは駅でも買えますが、ここから予約もできます。 Ukuranian Railways https://booki

キエフ発、チェルノブイリの今。念願のツアーで昼食を【都市探訪】

ウクライナの首都キエフには、チェルノブイリのツアーを扱っている会社がいくつもあります。 会社の紹介は他のサイトに任せるとして、ここのツアーに参加し、念願のチェルノブイリツアーに行ってきました。 SoloEast travel https://www.tourkiev.com/ こちらは、他の会社に比べてリーズナブルなので、利用する方がたくさんいらしゃるようです。 1日コースと2日コースがありますが、自分は1日コースを選びました。 結果としてなかなか充実していたので、

【バルセロナ】3度好きになったら本物だ。迷宮のスペインへ日帰り旅行する、"夢の"ロンドン暮らしの日常。

3度好きになったら本物だ。異国の地を訪れて「街を好きになる」ときに起こる感情を、こう名付けることにした。 1度目は何もかも新鮮で楽しい、2度目は現実的な部分が見えてくる。 3度目に訪れる気持ちになれた場所こそ、”好き”なんじゃないか? 私は今日も音楽をするために街に出るーー。 さまざまな国で演奏するのは、ずっと小さい頃から決めていた夢でした。 出足は遅くなちゃったけれど、本当に本当に小さな一歩。 その事を思うとき、きっとロンドンの色や、ここの人達のくれた寛大なあっ

【サンティアゴ巡礼の旅】 f5.6ロンドン 音楽は傍に、駆け出す準備は愛の中で。4/4

旅の先輩の背中を追いかけて、超弩級パニック障害をトレーニングで乗り越えスペイン横断に飛び込んだのに、スペイン語の会話が重要になってくる旅に馴染めずアウトサイダー。 でも英語ができるイケてる自分を夢見て、バックパックを背負ったままロンドン留学に臨んだ。なのに手違いで宿ごと取り下げに! 留学を断念し、ロンドンで演奏しながら居候で宿を得ることに。 旅に出る理由なんて「燃料」だからなんでもいい。 つまずきまくり女子の、初の海外生活。 動機なんて車の燃料と同じよ。「旅の先輩の

【サンティアゴ巡礼の旅】英語が話せなかった私がロンドンに行って、やっぱり話せなかった顛末。3/4

ラスト30kmを歩く。サンティアゴ巡礼に出発してから7日目。 するべきことは歩くこと、そしてスペイン語で会話を交わしながら一日の疲れを取ること。それを繰り返します。 「北の道」はイベリア半島の北部を海を臨みながら歩くルートで、巡礼路の前半はアップダウンが多く、意外に厳しい巡礼路です。 前回までの記事👉【サンティアゴ巡礼の旅】すべて歩くと800キロ!飛行機に乗れなかった女子大生が、スペイン横断のスタート地点に今。 バックパックの中に詰めてきたトレッキング用品とドラムステ

【サンティアゴ巡礼の旅】巡礼者が出会い、つながってゆく。合言葉は“ブエン・カミーノ”。2/4

スペインの「ある場所」の写真を見た時から、いつかここへ行くんだろうと導かれていた場所がある。 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路。 フランス国境の町からピレネー山脈を越え、スペイン北部のサンティアゴに向かう巡礼の道。要するに徒歩によるスペイン横断である。 すべて歩くと800キロメートルの距離で、日数は一日平均30キロ歩いても約一ヶ月かかる。 想像も付かない。本当に自分にできるのか? 前回記事👉【サンティアゴ巡礼の旅】すべて歩くと800キロ!飛行機に乗れなかった

【サンティアゴ巡礼の旅】すべて歩くと800キロ!飛行機に乗れなかった女子大生が、スペイン横断のスタート地点に今。1/4

スペインの「ある場所」の写真を見た時から、いつかここへ行くんだろうと導かれていた場所がある。 サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路。 フランス国境の町からピレネー山脈を越え、スペイン北部のサンティアゴに向かう巡礼の道。要するに徒歩によるスペイン横断である。 すべて歩くと800キロメートルの距離で、日数は一日平均30キロ歩いても約一ヶ月かかる。 想像も付かない。本当に自分にできるのか? 怯みそうになる気持ちを奮い立たせながら、今そのスタート地点に立とうとしている。

スオメンリンナ島 - バルト海を見渡す水辺の要塞 -【フィンランドでハイキング観光】

ヘルシンキからフェリーに乗って15分。 フィンランドの定番観光スポットの中でも、ちょっとした小旅行を味わえる穴場があるのです! 軍事要塞の跡地が残る群島で、ラピュタのような、軍艦島のような、そんな印象。歴史的雰囲気、あふれる緑、碧い海、壮大な自然などなど。世界遺産にも指定されている4つの砦への探訪記です。 … こんにちは、studio iota labelの前田紗希(@nagareruiota)です。 ヘルシンキのエテラ港から出ている「市営フェリー」に乗って15

音楽というジャンルのなかで、生き残っていくためにはどうすればいいだろう。作曲家・シベリウス自邸へ。フィンランドの絶景に包まれる【感動のアイノラへの旅】

ほとんどの音楽家がそうであるように、私の人生も大半を音楽が占めていた。 テレビに出ている、日本人ヴァイオリニストの女の子は「花火大会に行った事がない」と語っている。 つまりそういう事だろう。 物心もつかないうちから、同じジャンルをずっとやっているということだ。 これはもう奇跡に近いようで、当たり前すぎてそうでもない。 -トップを走る彼女たちは、倒れるまで練習してるんです。- 入学してすぐに自分はプロのピアニストになれる存在ではないと痛感しました。技術も表現力も別格みたい

食えない音楽家。五枚の源泉徴収票の先の、体当たりの自由まで。

わたしの机には、5つの会社から届いた源泉徴収票が揺らめいていた。 さて、さて。 これは昨年、5つの会社で働かせてもらっていたという事を意味している。当たり前だけれど。(※これは2016年初頭の執筆記事。) 週7日なにかしら働いて、夜は演奏して、 帰宅するとレッスンの準備をして、 ひと月10万円程度。 「前田サンって何が趣味なのー?」 「音楽をやっています」 「あら、食べられないからここで働いてるのね。大変だものね。」 「………………………………………………う

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イオ子☆なつの白夜のフィンランド観察日記

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福祉大国フィンランドの優しい・子どものための無料遊園地!【リンナンマキ】