「主夫」になった経緯・・・

まさか自分が「主夫」になるとは思ってもいませんでした。しかしながら、私なりの考えで「主夫」になったのです。その経緯を今回はお話ししますね。

私が「主夫」となった大きな要因は、同居している私の実の父(83)が脳梗塞とパーキンソン病を発症した事でした。

父は、冬の寒い時期、自治会の寄り合いの帰りに倒れ、救急車で病院に搬送。処置が早かった為、一命は取り留めましたが、左半身の麻痺が残り、更にCT検査の診断でパーキンソン病が発覚。後に、市の認定員の方から要介護3を言い渡されました。父は病院や施設には行きたくないと頑なに言うので、そこから結果6年に及ぶ在宅介護が始まったのです。

(現在のコロナ禍の病院の入院費用や処遇、色々な介護付き施設の驚愕の月額料金に関しては、また別で書きます。実際にケースワーカさんやケアマネジャーさんに話を聞いたり、私自身が足を運んで調べた、現在のリアルな介護施設相場価格なので、親御さんの介護をし始めた方・介護を想定されている方には、情報としてはかなりお役に立てると思います。葬儀に関してもかなり詳細に調べたので、後日お伝えしますね。)

ここで改めて家族の事をよく考えました。体力が衰えてきた老齢の実の母(80)に、子育てを含めた家事の一切と、父の介護のすべてを任せるのは、流石に出来ないと私は思いました。

そこで、当時担当になったケアマネジャーさんに相談し、介護保険を使って、母の介護負担軽減の為、在宅介護に向けた介護師の方や看護の方達に協力・介入してもらうプランニングを作りましたが、父や母は「複数の他人が、ひっきりなしに家に出入りするのは耐えられない」と提案を拒否。

そうなると、私たち夫婦のどちらかが家に入らなくてはなりません。ここで家族の分岐点となる話し合いを嫁さんとしました。

当時、私と嫁さんとの共働きでした。収入差は嫁さんの方が多く、私の収入の約2倍・・・(涙)。我が家の経済を考えると、私が家に入る事がベター・・なのが一点。

そして、嫁さんは、嫁いだ先の義父(異性)の介護には抵抗があるとの申し出がありました。そりゃそうだよなと私も思いました。逆の立場に自分を置き代えて考えると、いくら嫁いだ先とは言え、元は他人である義父や義母の介護は、やっぱり抵抗あるし嫌だと私も思うもん・・・っと。

・・・という事で、実の息子である私が家に入る事となりました。

当初は、いい歳こいたオッサンが、子供もいるのに家で何やってんだよとか、世間から思われるんだろうな・・・っとネガティブな気持ちでいました。でも、いくらそう思われたり言われたとしても、そういう人達は私達家族を絶対に助けてはくれませんよね。言ってくるデリカシーのない人には、自分がそうなった時に思い知れ!と心の中で叫びながら、テキトーな返事をして立ち去ります(笑)そう思えるようになったら、気持ちが吹っ切れました!

悪いことより、良いことが多かったと今は思います。いざ家庭に入ると、働いていた時には見えなかった事がいっぱい見えてきました。介護に関しての知識や、父の知らなかった過去話を聞けたり、子育てに関しても子供と接する時間をたくさん持つ事が出来て、個々の心境の微妙な変化や成長を感じ取れたり、勉強もしっかりみてあげられるし、テスト前勉強も一緒に頑張って、子どものテストの結果が良い点だった時には一緒に飛び跳ねて喜び合える!悪い時はすぐに一緒に見直しが出来る!結果として子供の笑顔をたくさん見れるし、私自身も家族を思う気持ちがとても強くなりました。

後悔はないし、全然幸せで、結構いいじゃん,「主夫」って(笑)

そんな感じで暮らしています!(^ー^)


今後も、私が実際に経験した事や、学んだことなどをアップしてきたいと思います。フォローして頂けるを励みになるので、よろしくお願い致します。

では、今回はこの辺で・・・ でわでわ~






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