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10月に観た映画

ネタバレはあるよ。

① 「ローズ・イン・タイトランド」

テリー・ギリアム監督の作品。②もです。
劣悪な家庭環境で生きる少女が、妄想の力で生きていく話。ドラッグ、おなら、死体などなど下品でグロテスクな要素が盛りだくさん。
比喩の意味がなぞで、夢か現実かも分からない。
あまり好きな感じではなかった。でも、少女と知的障害っぽい男の人の純粋な関わりは良かった。
あの魔女みたいなおばさんは一体何だったのか。
分からないことだらけ。

②「未来世紀ブラジル」


ディストピアSF。夢の中で会った女性を現実で見つけた後から、主人公の行動がめちゃくちゃで面白かった。出てくる人たちみんな、役職や容姿、結婚、ルール色んなものに囚われていて、それに何も疑問を持たずに生きている。
1984の世界よりはまだ監視とかは緩い感じだった。
これも主人公の妄想がでてくる。
楽しい妄想はハッピーになるね。
ラストシーンは2種類あるらしい。

③「リグレッション」


エマ・ワトソンが出てる。
悪魔崇拝について知りたかったので見た。けど、記憶の改ざんとか洗脳の恐ろしさみたいなのがこの映画のテーマだったみたいだ。
純粋な悪魔はいる。騙されたぜ。

④「ファンタスティック・プラネット」


文明の発達した宇宙人が人間をペットのように飼ったり、害獣として殺したりするアニメ。
1度見たら忘れない青い顔に赤い目というビジュアル。ちょっと怖い。彼らはとても瞑想する。
生き残っている人間の順応性や生命力が高すぎて、ゴキブリみたいだと思った。人間を客観的に見れる。
変な植物や生き物が沢山出てくる。音が独特。
オチは予想つかなかった。

⑤「あの夏、いちばん静かな海」


お互い耳が聞こえないカップル。2人の間では会話がほとんど無い。でも楽しそうだったり、悲しそうだったり表情でわかる。
サーフィンには興味なかったけど、この映画で初めて波にこうやって乗るんだなーとか知った。1回くらいはやってみたいかも。
2人の周りにいる人たちが、2人に優しくなっていったり、サーフィンを始めたりするのがいいな。
最後は平和に終わって欲しかったような。
音楽よかったな。

⑥「夜空はいつでも最高密度の青色だ」

東京の夜景をずっと見ていたい。って思う私は自殺したようなものだね。
片目が見えない男の人が独特な話し方をするので最初は驚いたけど、最後の方はあんまり気にならなかった。片目を閉じてみたけど、半分見えなくはならない。⬛︎
死がよく出てくる。
未来とか、他人とかに期待してない。それはよく分かる。でも希望を期待してみるのもいいかも知れない。
醜くても恋をするのがいいかもしれない。
ストリートミュージシャンの曲が何回も流れるから、頭に残ってしまった。

⑦「トニー滝谷」

映像は淡い水色な感じ。とても静か。
機械的でシンプル。独白。
孤独は埋めようとすればするほど増幅すると思う。
慣れてしまえばあまり寂しくは無い。
服を着るために生まれてきたような人。トニーはなぜあの女性に惹かれたんだろうなあ。なんか感じとったんだろう。服を着るためのマネキン。それはとても無機質。
あの女の人が泣いたということをトニーは見て、自分の感情というものが第三者視点で理解出来たのだと私は考える。そして全て処分。
彼は少しは感情や愛情なんかを知って、変わったのだろうか。

⑧「cure」

今月のトップ。
死体がバンバン映るから無理な人もいるだろうな。
間宮の気だるい感じとあざとさにやられましたね。
犯人の動機が憎いから殺す、殺すのが楽しい、じゃないのが怖いね。
ただ内に抑え込んでる気持ちを解放して人を癒すため。
本当の自分なんてあるのかな。
ラストは分かってはいるけど衝撃だね。


せっかく見たし忘れちゃうと勿体ないから記録にしておこう。あと見出し機能を使ってみたかった。

おしまい。

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