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将来の夢は?という問いに、いつだって答える。

私はいま、WEBマーケティングの仕事をしています。とはいえ、子供の頃からこの仕事をしたかった、というわけではありません。なぜなら、こんな仕事はなかったからです。
子供の頃は芸術家になりたかった。画家とか、漫画家とか、映画監督とか。

大人は子供に遭遇すると、たいていの人はその子の夢を訊ねる。

「大きくなったら、何になりたい?」
「将来の夢はなんだい?」
「君には無限の可能性がある。何にだってなれるよ!がんばれワハハ。」

という具合にだ。

気持ちはわかる。
キラキラした子供の夢はサプリメントですからね。
これは尊いですよ。おっさんの肩や関節の痛みとかなら治ってしまうと思います。


6年くらい前になるでしょうか。
私はユニクロで買い物中に偶然会社の同僚にあいました。
同僚は6歳くらいになるかわいらしい娘さんを連れていた。
私は世間話のノリで、私はその娘さんに聞いてみた。

「ねぇ、大きくなったら何になりたいのー?」

すると、こうだ。

「あたなは?」

俺?まさか、聞き返されるとは思わなかった。
私はこう答えました。

「私は芸術家になりたいです。無理かもしれないけど、できればね。」

するとこうだ。

「大丈夫。なれると思いますよ。」

なんでだろ、泣いたよね。ユニクロの駐車場の車の中で俺、泣いたよね。
彼女は大きくなったら、プリキュア、もしくはジェラート屋さんになりたいのだそうです。

エンジンをかけた車のラジオからは、岡村靖幸の曲が流れてて、私は岡村靖幸のファンなので、そのままこの番組を聞きながら運転していました。
すると、
「岡村靖幸ライブツアー2014『将来の夢』チケット発売中!」
というCMが流れてきました。

岡村靖幸のコンサートのタイトル、「将来の夢」なのか、すごいな。
岡村靖幸って、50歳くらいだよな。確か覚せい剤で4回くらい逮捕されてるよな。いいなぁ、将来の夢とか言っちゃうんだな。かっこいいなあ。


今の子供たちの将来はどうなっているかわからない。
今はまだない、素敵なお仕事がこれから生まれるかもしれない。

私もそうだ。
子供の頃にはインターネットなんてなかった。
WEBマーケティングなんて職業も、当然なかった。
でも私はいま、それをやっている。割と楽しくやっているのです。

ここからの将来、良くも悪くも、マジでどうなるかわからない。
今とは全然ちがう、別の事をやっているかもしれません。
どうせわかんないんだから、ワクワクするほうにハンドルを切れ。
きっとうまくいく。



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